ロシター、金丸が加わって新たな布陣に
FIBAアジアカップ2021予選に臨むバスケットボール男子日本代表は、今夜20時にチャイニーズタイペイと激突する。
八村塁や渡邊雄太、馬場雄大は招集せず、いわゆる『国内組』で戦う日本。自力でのワールドカップ出場に大きく貢献したニック・ファジーカスの代わりにライアン・ロシターがロスターに名を連ね、シューター枠では辻直人に代わり金丸晃輔がメンバー入りした。
新たな日本代表12名の選手たちを紹介する。
#0 ライアン・ロシター(PF/宇都宮ブレックス)
日本国籍を取得して初めての日本代表入りを果たした。ディフェンスを最優先事項に据える日本にとって、強さと高さを併せ持ち、高いリバウンド力とディフェンス力を誇るロシターの存在は大きい。そして、ハードワークを厭わない姿勢でチームに勝利のメンタリティーを注入する。
#1 安藤誓哉(PG/アルバルク東京)
リーグ2連覇を達成し、現在もリーグ首位を走るA東京の正ポイントガード。ワールドカップを経験したことで攻守ともに凄みが増した。試合の流れをつかむ卓越したゲームコントロール能力に加え、ピック&ロールからの攻めのレパートリーも豊富。
#2 富樫勇樹(PG/千葉ジェッツ)
日本が誇るスピードスター。高速トランジションを操り、1on1からのプルアップや強気な3ポイントシュートなど、得点力に特化したポイントガード。ケガのためワールドカップには出場できなかったが、新生日本代表を引っ張る存在であることは確か。
#6 比江島慎(SG/宇都宮ブレックス)
多彩なドリブルワークからのアタックや正確なシュートなどスコアラーとしての役割を担うが、ディフェンス力が増したことで、2ウェイプレーヤーとしての価値を高めている。パスセンスと広い視野も持ち併せるため、特にオフェンス面で優位な状況をもたらす。
#9 ベンドラメ礼生(PG/サンロッカーズ渋谷)
高速ドライブからのペイントアタックが魅力で、体勢を崩しても決めきるフィニッシュ力が持ち味。ベンドラメのペイントタッチによって相手ディフェンスを収縮させる効果に期待だが、リスクの高いプレーであるためターンオーバーをせずにどこまで遂行できるかが問われる。
#10 竹内公輔 (PF/宇都宮ブレックス)
Bリーグでも常に外国籍選手とマッチアップし続けており、特にディフェンス面では海外の選手にも引けを取らない。チームメイトのロシターとの相性は抜群で、特にオフェンス面では身体を張ったスクリーンだけでなく、ロシターとの合わせに期待したい。
#13 安藤周人(SG/名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
ワールドカップを経験し、メンタル面に変化が生じてきた若きシューター。得意の3ポイントシュートに期待。3ポイントシュートを決めて相手に警戒させることで、フィニッシュ力の高いドライブもより威力を増すはずだ。
#14 金丸晃輔(SG/シーホース三河)
久しぶりの代表招集となったリーグNo.1シューター。代表では特に3ポイントシュートを求められており、巧みなオフザボールの動きで相手を翻弄してほしい。ここで結果を残せば、代表定着の可能性は大いにある。
#15 竹内譲次(PF/アルバルク東京)
若い八村塁や渡邊雄太から刺激を受け、35歳にしてなお成長を続けるビッグマン。安定感のあるディフェンスに加え、ペイントでの強気なアタックやストレッチ4としての3ポイントシュートなど、攻守両面で日本のカギを握る。
#24 田中大貴(SG/アルバルク東京)
的確に状況を判断し、クリエイトもフィニッシュもするBリーグ屈指の2ウェイプレーヤー。ワールドカップではポイントガードとしての経験も積み、さらに選手として洗練された。どんな試合展開においても常にチームへの貢献度は高い。
#32 シェーファー・アヴィ幸樹(C/滋賀レイクスターズ)
急成長を遂げる、期待の若手日本人ビッグマン。筋骨隆々の身体で当たり負けせず、豪快なブロックショットなどディフェンス力はすでに証明済み。あとはペイントエリアでの合わせやポストプレーなど、どこまでオフェンスで力を発揮できるか。
#88 張本天傑(SF/名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
3ポイントシュートを得意とする日本屈指のストレッチ4。197cmとそこまで高いわけではないが、積極的なオフェンスリバウンド参加でポゼッションをもたらすなど、泥臭いプレーも厭わない。技術を押し出した非凡なディフェンス力も光る。
2021年のアジアカップに向けた予選はこの2月にスタート。ホームの中国戦は残念ながら延期となりましたが、だからこそ敵地のチャイニーズタイペイ戦の重みが増しています。24日(月)の20時より『DAZN』にて配信あり。2020年初戦は見逃せません!#AkatsukiFive #FIBAAsiaCuphttps://t.co/S25Aj63vtX pic.twitter.com/Ii724VKugd
— バスケット・カウント (@basket_count) February 21, 2020