ゾーンを貫いたサンロッカーズ渋谷、ケガの功名で横浜ビー・コルセアーズに前日のリベンジ
2020/02/16

サンロッカーズ渋谷

終始ゾーンを敷く奇策が成功

横浜ビー・コルセアーズvsサンロッカーズ渋谷の第2戦。昨日の初戦は最大15点のリードを守り切れず逆転負けを喫したが、今日は4点差まで迫られるもそこで崩れずに、SR渋谷が90-79で逃げ切った。

SR渋谷は昨日の試合で11本すべてのフィールドゴールを成功させられたレジナルド・ベクトンに対し、ダブルチームで応戦。セカンドチャンスポイントを許すが、ライアン・ケリーが第1クォーターで4ブロックショットを記録するなど、ペイントエリアでの失点を最小限に抑え、インサイドに起点を作らせなかった。

そして、開始5分過ぎにチャールズ・ジャクソンが個人1つ目のファウルを犯すと、SR渋谷はゾーンディフェンスに切り替えた。すると、横浜はゾーンを切り崩せずに外一辺倒となり、3ポイントシュートが8本中1本のみの成功と決まらず、得点が伸び悩んだ。

SR渋谷はベンドラメ礼生が強気なアタックで10得点を挙げ、ジャクソンもインサイドで力を発揮し7得点を挙げるなど、25-16で第1クォーターを終えた。

その後もSR渋谷はゾーンを継続。横浜がゾーンを攻めあぐねている間に石井講祐やライアン・ケリーの3ポイントシュートなどが決まり、最大で17点のリードを奪った。

SR渋谷は終始主導権を握っていたが、ジェームズ・サザランドに7本の3ポイントシュートを許したことが誤算だった。打点の高いサザランドへのシュートチェックが間に合わず、次々と3ポイントシュートを沈められ、突き放すことができなかった。

そして、徐々にSR渋谷のゾーンに慣れた横浜は田渡凌や生原秀将がペイントタッチを繰り返すことでディフェンスを収縮させ、そこからのキックアウトやインサイドの合わせなどで食らいついていった。

サンロッカーズ渋谷

「まさか、ほぼ40分間やってくるとは」

62-75で迎えた最終クォーター、13点を追いかける横浜はシュートタッチが好調なサザランドの3ポイントシュートで点差を詰めていくと、開始3分過ぎで6点差まで詰めよった。

だが、前日の教訓を生かしたSR渋谷は、ボールをプッシュし続けることで受け身にならず、シュートファウルを誘発してフリースローでリードを保った。

そして、SR渋谷は2-3のゾーンから、サザランドに広瀬健太をつけるボックスワンを敢行。これが機能しサザランドの得点を抑えると、3ポイントシュートのロングリバウンドから連続で速攻を沈め、90-79で勝利した。

SR渋谷は試合のほとんどの時間帯でゾーンディフェンスを敷いた。ジャクソンのファウルマネジメントが理由だったが、これが結果的にケガの功名となったと、伊佐勉ヘッドコーチは明かした。

「ジャクソンがファウルトラブルになって、ゾーンをやりました。ジャクソンが出ている時にはファウルトラブルをさせないように我慢させて。それに対して横浜が攻めあぐんでいて、相手が居心地悪そうだったのでゾーンを通した感じです」

横浜の福田将吾ヘッドコーチも想定外のゾーンに面を食らったと明かした。「過去にもチェンジングで1、2ポゼッションをゾーンでやってくるのは分かっていましたが、まさかほぼ40分間やってくるとは。4クォーターはボックス1でジェームズ選手をべたつきして、こっちの想定を超えてきました。準備はしてきましたが、そういう意味では私の準備不足です」

そして、2ポゼッション差まで迫りはしたが、「追いつくためにエナジーを使い切って、最後の最後に走り切れなかった」と、主力のアキ・チェンバースやベクトン、サザランドのプレータイムが30分を超え、タイムシェアを徹底できなかったことも響いたと言う。

SR渋谷は前日の課題を修正し、1勝1敗に持ち込んだ。特に東地区に所属するSR渋谷にとっては、他地区での敗戦が順位に大きく左右されるため、これまで以上に一つの勝敗の重みが増してくる。

2月16日のB1 9試合の結果
富山79-80京都
秋田81-67琉球
横浜79-90SR渋谷
新潟70-75A東京
三遠70-75名古屋D
北海道83-99滋賀
千葉89-66大阪
川崎106-74島根
三河75-83宇都宮

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