セス・カリー

マブス指揮官「セスは彼にしかない特徴を持っている」

マーベリックスのセス・カリーは2月8日のホーネッツ戦で26得点を挙げ、エースのルカ・ドンチッチをケガで欠くチームを116-100の勝利に導いた。カリーはこの試合で3ポイントシュートを8本中6本を成功させ、キャリア3ポイントシュート成功率は43.56%へアップ、ウォリアーズのスターである兄のステフィン・カリー(43.51%)を抜き現役選手トップに立った。

セス・カリーは、偉大すぎる兄と比較されることも多いが、マブスに欠かせないピースとなっている。2017-18シーズンをケガで全休したが、昨シーズンにブレイザーズへと移籍し74試合に出場、今シーズン再びマーベリックスへ戻って来た。

セスは今シーズン49試合に出場し、平均11.3得点、2.2リバウンド、1.9アシストを記録、3ポイントシュートアテンプト1試合平均4.7回、成功率は42.7%と非常に高い。シューターと見なされているが、3ポイントシュートだけが彼の魅力ではないとヘッドコーチのリック・カーライルは主張する。

「セスは彼にしかない特徴を持っている。シューターであり、プレーメーカーでもある。ドライブもできるし、ディフェンダーとして過小評価されている。攻守ともに質が高い、特別な選手だ」

セスの父であり、ホーネッツで長年プレーしていた元NBA選手のデル・カリーは、兄ステフの成功のおかげでセスは自分の居場所を見つけることができたと過去に語っている。

「ステフを側で見てきたからこそ、セスは自分のキャリアに集中できたんだと思う。兄の影に隠れてしまうことを心配するのではなく、自分のベストを尽くすこと、そして良いキャリアを送るための準備に集中できたんだ」

ホーネッツ戦では父デルが試合の中継の解説を担当し、母親も会場に来ていた。セスは生まれ育ったシャーロットでの試合で活躍できたことを心から喜んでいた。

「家族や友人が見てる前でプレーできてよかったよ。この街での試合はいつもと違う気持ちになる。コートの向こう側で父が解説をしている試合は特別さ。個人的にも出場したかったし、いいプレーをして楽しみたかった」