今シーズンは平均7.1得点、2リバウンド、5.1アシストを記録
大阪エヴェッサは2月1日の横浜ビー・コルセアーズ戦で負傷した伊藤達哉の左手関節脱臼骨折を発表した。
この試合の第4クォーター中盤、伊藤は得意のドライブからレイアップに持ち込み、接触を受けながらもシュートを決めてバスケット・カウントをもぎ取ったが、空中で体制を崩し左手から着地した際にケガを負った。全治約3、4カ月と発表されており、今シーズン中の復帰ができるか微妙なところ。
昨夏に京都ハンナリーズから大阪に加入した伊藤は、ゲームを組み立てながら自らも得点のできるポイントガードで、ここまで30試合に出場。平均出場時間22.4分で7.1得点、2リバウンド、5.1アシストを記録している。現在23勝11敗で西地区首位を走る大阪の『走るバスケット』を演出してきた。ガードのポジションでは特別指定で加入した中村浩陸がいきなり活躍を見せており、合田怜もケガから復帰したところ。ようやく戦力が整ったところでポイントガードの一番手である伊藤を欠くのは大きなダメージだ。
伊藤は自身のInstagramに「これもまた一つの試練。ここからまた這い上がる。もっと強くなって必ず戻ってくる」とコメントしている。
今シーズンから天日謙作ヘッドコーチがチームを率い、伊藤を筆頭に新戦力を多く迎え入れた大阪は、シーズンが進むにつれてバスケットが形になっており、チャンピオンシップ進出に着実に近づいていたはずだった。経験のある今野翔太、畠山俊樹も含め、ポイントガードの枚数は足りている。誰がどのような働きをして伊藤の穴を埋めるかが後半戦のカギになりそうだ。