八村塁

ケガが長引くも、早ければ明日の試合で戦線復帰

八村塁がNBAオールスターウィークに行われる『ライジングスターズチャレンジ』の出場選手に選ばれた。

『ライジングスターズチャレンジ』はNBAキャリア2年目までの選手が選出され、アメリカ出身選手で構成される『チームUSA』と米国外出身選手で構成される『ワールドチーム』に分かれて対戦する試合で、NBAオールスターウィークエンドの初日に行われる。両チームの選出選手は以下の通り。

チームUSA
マイルズ・ブリッジズ(ホーネッツ)
ウェンデル・カーターJr.(ブルズ)
ディボンテ・グラハム(ホーネッツ)
タイラー・ヒーロー(ヒート)
ジャレン・ジャクソンJr.(グリズリーズ)
ジャ・モラント(グリズリーズ)
ケンドリック・ナン(ヒート)
エリック・パスクホール(ウォリアーズ)
PJ・ワシントン(ホーネッツ)
トレイ・ヤング(ホークス)
ザイオン・ウィリアムソン(ペリカンズ)

チームワールド
ニキール・アレクサンダー・ウォーカー(ペリカンズ)
ディアンドレ・エイトン(サンズ)
RJ・バレット(ニックス)
ブランドン・クラーク(グリズリーズ)
ルカ・ドンチッチ(マーベリックス)
シェイ・ギルジャス アレクサンダー(サンダー)
八村塁(ウィザーズ)
スビ・ミハイリュク(ピストンズ)
ジョシュ・オコーギー(ティンバーウルブズ)
モリッツ・バグナー(ウィザーズ)

「楽しみにしていたし、良い経験になる」

ウィザーズの八村塁は鼠径部のケガが長引き、昨年12月中旬から欠場を続けているが、すでにチーム練習には復帰できており、早ければ明日のネッツ戦で戦線復帰の見込み。ウィザーズはオールスターウィークエンドの前に6日で4試合を戦う過密日程があり、このタイミングでの八村の復帰は大きなプラスとなる。

八村はクラブ公式Twitterを通して「うれしいです。小さい頃から見ていたオールスターの一つのイベントで、すごく楽しみにしていたし、良い経験になる」と語る。

ウィザーズからは同じくモリッツ・バグナーもライジングスターズに選出された。彼も足首を痛めて欠場中だが、間もなく復帰の見込み。「リハビリが一緒で塁と仲良くなった。他の選手にはパスせずに、ツーメンゲームだけにしようと塁とは話したんだ」とのジョークを飛ばしながら、ライジングスターズ選出を喜んだ。

昨年のライジングスターではカイル・クーズマが35得点を挙げてMVPに選ばれた。クーズマはこの大会を機にレイカーズでの成長も加速させ、昨シーズン終了後にはワールドカップにも出場。2017年のNBAドラフトでは全体27位で指名されて、この時点ではそれほど高い期待をされていたわけではないクーズマが、今ではNBAの将来を担う一人となっている。八村を始め、今回のライジングスターズに出場する選手がクーズマに続いて大きな飛躍を果たせるか、注目のゲームとなりそうだ。