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カーメロ「負けていても、敗戦から学んでいる」

ポール・ジョージ、カーメロ・アンソニーという強力な新戦力を加え、ラッセル・ウェストブルックのワンマン体制から脱却したサンダーだが、まだ新たな戦力を機能させる方法を見いだせていない。11月7日のキングス戦に敗れて3連敗、西カンファレンス12位まで落ち込んでしまった。

しかし、レギュラーシーズンは10試合を終えただけで、あと72試合も残っている。ポール・ジョージはそのことを誰よりも理解している。『Washington Post』に対し、「シーズンを通して機能する方法を見つければ良い」とコメント。また、「焦る必要はない。段階を経て得られることだし、日々の積み重ねが大事。今は1試合ずつやっていくだけ。徐々にチーム全員が同じ方向を向くようにならないとダメなんだ」と続けた。

カーメロ・アンソニーもこれに同意する。「全員にとって新しいシチュエーションだ。今は負けていても、敗戦から学んでいる段階。ただ負けているわけではないんだ。ここ何試合かは良い教訓が得られているよ」

序盤の取りこぼしがプレーオフを争うシーズン終盤に響く可能性もある。しかし、ジョージとアンソニーが言うとおり、新しいチームを機能させるには相応の時間がかかるものだ。しかも、オールスター2選手が加わったのだから、チームの攻守のバランスが大きく変化するのは当然のこと。段階を経てケミストリーを作り上げるべき今、目先の結果に左右されて動揺するのは禁物だ。

2010年にレブロン・ジェームズがヒートに移籍した後も、2016年にケビン・デュラントがウォリアーズに移籍した後も、同様のことは起こった。焦る必要はない。あと72試合という時間をかけて、ラッセル・ウェストブルック、ジョージ、アンソニーという『ビッグ3』が機能する最適な方法を見つければいい。