写真=Getty Images

記録づくめのパフォーマンスでチームを浮上へ導く

レブロン・ジェームズが大記録を打ち立てた。

ウィザーズ戦の第1クォーターで速攻から豪快に叩き込んだダンクがNBA通算2万9000得点に。これはNBA史上7人目の記録を作るとともに、同時にコービー・ブライアントが持っていた最年少での2万9000得点記録を更新している。コービーは33歳と199日、対するレブロンは32歳308日で通算得点を2万9000に乗せた。

それまでキャブズは4連敗を喫しており、先のペイサーズ戦に敗れた後はレブロンも「ケガの影響でプレシーズンがうまくいかなかった」と弱音を吐いた。さらにはセンターのトリスタン・トンプソンが故障離脱。ウィザーズ相手に苦戦が予想されていた。

だが、その試合でレブロンが奮起。ヒート時代の2013-14シーズンに記録したキャリアハイの61得点には及ばなかったものの、それに続くキャリア2位の数字となる57得点を挙げた。レブロンは試合後に「何もかもうまくいった。こういう日もあっていい」とご満悦だった。

ちなみに『cleveland.com』によれば、レギュラーシーズンの試合でレブロンが2桁得点を挙げるのはこれで800試合連続。これより先にいるのはマイケル・ジョーダンの866試合だが、順調に行けば今シーズン終盤戦でクリアすることになる。

また、デリック・ローズが今シーズン初めて20得点を記録。ケガ明けは低調だったが試合を重ねるごとにパフォーマンスを上げている。さらにはアイザイア・トーマスのリハビリも順調に進んでいる様子。『ESPN』は試合前のコートでトーマスがシューティングをする動画をアップしている。復帰時期は明らかになっていないが、トーマスが加わればキャブズはまた別のチームになる。

4連敗でどん底だった雰囲気が、レブロンの圧倒的なパフォーマンスでガラリと変わった。これも『キング』たる所以だろう。