オフェンスリバウンドを支配された西宮ストークス、ロケットスタートも実らずサンロッカーズ渋谷に逆転負け

2017/11/04
NBA&海外
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文=丸山素行 写真=B.LEAGUE

15-0のロケットスタートで西宮が主導権を握る

西宮ストークスvsサンロッカーズ渋谷の一戦は、序盤に15-0と走った西宮が終始主導権を握るも、オフェンスリバウンドからセカンドチャンスポイントを何度も許し、終盤に失速しての逆転負けを喫した。

序盤からホームの西宮が攻守ともにアグレッシブなプレーを見せる。5人が連動しパスもよく回る西宮は思い切りの良いシュートが高確率で決まる。またハードなコンタクトでSR渋谷のオフェンスを停滞させ、パスの行き先を読んだ2本のスティールを速攻につなげた。コナー・ラマートの2本の3ポイントシュートなどで開始5分弱で15-0とロケットスタートに成功した西宮が23-13とリードして第1クォーターを終えた。

だが第2クォーターに入るとSR渋谷が立て直す。ロバート・サクレがオフェンスリバウンドからイージーシュートを決めて追撃開始。またベテランポイントガードの清水太志郎がオフェンスを落ち着かせ、冷静な状況判断から2本の3ポイントシュートを決めて流れを呼び込んだ。

残り2分34秒、広瀬健太のスティールからジャマール・ソープの速攻で34-34と追い付く。だが谷直樹がアウトナンバーの状況から3ポイントシュートを沈め、ドゥレイロン・バーンズのブザービーターとなる超ロング3ポイントシュートが決まり、42-34と西宮が突き放して前半を終えた。

後半に入ると、互いにシュートの精度が上がらず我慢比べが続く。西宮の0に対して4つのオフェンスリバウンドを獲得し、ポゼッション数で上回ったSR渋谷が14-13と1点詰めて最終クォーターを迎えた。

勝負どころのパフォーマンスに明暗

西宮はバーンズを起点にオフェンスを組み立てるが、広瀬のディフェンスに手を焼き良いリズムでシュートが打てない。道原紀晃の3ポイントシュートなどでつなぐが、ここまで低調だったSR渋谷のアウトサイドシュートに当たりが出始め、さらにフリースローでじわじわと詰め寄られる。

残り3分11秒、サクレにジャンプシュートを決められ、60-61とついにこの試合で初めてビハインドを背負う。西宮は流れを変えたるためタイムアウトを取るも、タイムアウト明けのポゼッションで上からプレッシャーをかけられ痛恨のターンオーバーを犯してしまう。リズムを失った西宮は前半のようなチームオフェンスが遂行できず、ディフェンスでも連続で失点し悪循環に陥ってしまった。

残り55秒、ハレルソンにオフェンスリバウンドからゴール下の得点を許し、60-68とされたところで勝負あり。ファウルゲームを仕掛けるも逆転には至らず、最終スコア68-72で敗れた。

SR渋谷の指揮官、勝久ジェフリーは「出だしは本当に悪かったです。インテンシティが必要なレベルにまったくいってなくて、ベンチのメンバーがそれを取り返してくれて自分たちのバスケットができる流れを少しづつ作ってくれました」と逆転勝利の試合を振り返り、「(清水)太志郎がインテンシティを体現してくれました。(広瀬)健太も相手のエースをフルコートで当たって削って素晴らしい仕事をしてくれました」と2人のディフェンス面での働きを称えた。

勝負を分けたのは21-3と圧倒的な差が開いたオフェンスリバウンドだった。また西宮は最終クォーター中盤の6分半で2-15と失速。攻守ともに立て直しがきかず、勝負どころでのパフォーマンスに難を残した。

37分間リードするも逆転負けを喫した西宮、オフェンスリバウンドへの対策と悪い流れを跳ね返す強いメンタリティーが今日の第2戦には求められる。