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ホークス戦ではキャリアハイの30分をマーク

セブンティシクサーズの未来を託されたジョエル・エンビードが、ついにリミッター解除の時を迎えた。

11月1日にホームで行なわれたホークス戦で21得点12リバウンド6アシスト3スティール3ブロックの大活躍を見せたエンビードは、キャリアハイとなる30分プレー。チームの勝利にも貢献後、『NBA TV』とのインタビューで、出場時間を制限される必要がなくなったことを明かした。

「この瞬間を待ちわびていたんだ。これからチームの状態は上がっていく。2、3週間後も良い状態を維持したいね」と語ったエンビードは、出場時間についても「もう制限はないんだ。あとはコートに出てプレーするだけ。コーチにはプランがあると思う。でも、メディカルスタッフからも言われたように、状態が良いと感じられればプレーできる。もし疲れを感じたら、彼らが考えて、判断してくれるよ」と、続けた。

NBAデビューまでに2年を要したこと、そして過去の負傷歴を考えれば、今後も一定の制限もしくは休養日を設ける方が無難だ。だが何よりも注目されるのは、リミッターを解除したエンビードの今後のパフォーマンスに他ならない。これまで平均30分未満の出場時間で平均20得点10リバウンド超というスタッツを残してきたエンビードは、これからどれだけ個人成績を伸ばすのだろうか。

シクサーズは、開幕から3連敗こそ喫したが、エンビード、ベン・シモンズを中心に、西カンファレンスの強豪ロケッツからも勝利を挙げるなど、予想以上のスピードで成長曲線を描き始めた。

エンビードの出場時間に制限がなくなった今、王者ウォリアーズ、昨シーズンのファイナリストであるキャバリアーズ、強豪クリッパーズらと対戦する今月が、非常に楽しみになってきた。