写真=Getty Images

「俺はスーパーサイヤ人」

NBAデビューから話題を提供し続けているレイカーズの新人ロンゾ・ボールが、デビューから2戦目となったサンズ戦で29得点11リバウンド9アシストという圧巻のスタッツを記録後、ニューシングル『Super Saiyan』をリリースした。

『Super Saiyan』とは、『ドラゴンボール』でお馴染みのスーパーサイヤ人の英訳。ロンゾは幼少の頃の映像、学生時代のプレー映像をプロモーションビデオに用い、以下の歌詞をビートに合わせて歌っている。

俺は進化した 俺はスーパーサイヤ人
人はできないと言う だが俺にはやれる
トリプルB(ボール一家)にはプランがある
トリプルB 俺は男だ
やっかみを言う連中を黙らせてきた
誰がボスか証明してきた
俺を嫌うヤツらに力を見せつけてきた

トレイルブレイザーズのデイミアン・リラードのように、ラッパーとしてアルバムを制作し、リリースしているNBA選手はボール以外にもいる。だが、新人で、しかもまだNBAデビューを果たしたばかりの新人の行動としては異例中の異例。自分に絶対的な自信がなければできないことで、結果が伴わなければ周囲から徹底的に叩かれることを承知の上でのことだ。

クリッパーズとのデビュー戦でパトリック・ベバリーとのマッチアップで3得点に抑えられ、プロの洗礼を受けた時ではなく、大活躍したサンズ戦後だっただけに、リリースのタイミングもしっかりと計算されていたことが分かる。

10月22日にステイプルズ・センターで行なわれたペリカンズ戦では、8得点8リバウンド13アシストを記録。レイカーズは、ペリカンズに大量リードを奪われながら第4クォーターに逆転したが、最終的に地力の差を見せられ112-119で敗れた。

『オレ流』を貫くロンゾ・ボールは、未開の地を進み、自分の道を切り開いている。