左ひざのケガでプレシーズン欠場も「状態は良い」
先週NBA史上最高額の契約をサンダーと結んだラッセル・ウェストブルックが、延長契約締結後初めてメディアの質問に答えた。エドモンド・ノース高校で行なわれた紅白戦の前に『サンダーフェスト』というイベントを開催。サンダーファンが残留を決めたエースを称える場となった。
イベントでウェストブルックは、サンダーファンへの気持ちをこう語っている。「オクラホマシティのファンの行動を再現することなんてできない。彼らは純粋で、心から僕、チームを愛してくれている。その気持ちを変わらず、強く持ち続けてくれている。そんな場所は、探したって見つかるものではない」
イベント後にメディアの取材に応じたウェストブルックは「自分の考えが変わったことは一度もない」と語り、沈黙していた間も一貫して新契約にサインするつもりだったことを明かした。「メディアには何も言っていなかったから、いろいろと憶測を出されたけれどね。オフの間は家族のことが何よりも大事。だから夏の間は家族のことだけに集中していた。バスケットボールに気持ちを切り替える時がくれば、そうするだけ」
ウェストブルックは、どのタイミングでサム・プレスティGMに新契約に応じる連絡を入れたかという質問には答えなかった。だが、プレスティが考える構想に賛同したことが重要だったと話している。「サムと自分は良い関係を築けている。僕たちは多くのことについて話し合っている。だから、自分が彼にいつ連絡をいれたとか、そういう話を全員が知らなくても問題ない。大事なのは、僕たちが同じ考えかどうかだから」
ウェストブルックは、左ヒザの腱炎を回復させるためオフに多血小板血漿注入の処置を受けたため、紅白戦を欠場。ポール・ジョージがフィールドゴール14本中12本、3ポイントシュート8本中6本を含む30得点の大活躍を見せた試合をベンチから観戦した。
ウェストブルックは、3日にタルサで行なわれるロケッツとのプレシーズンゲーム初戦も欠場することが濃厚だ。ヒザの回復具合について聞かれたウェストブルックは「状態は良いよ。復帰したら、どういう状態か分かるよ」と話している。
ポール・ジョージ、カーメロ・アンソニーというビッグネームを加えたサンダーだが、ウェストブルックのチームであることに変わりはない。絶対的なエースは、ジョージとアンソニーという2人のオールスターを引き連れ、目標である優勝に向かい、そしてチームと自分を愛してくれているファンのため、突き進む。