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解説者の仕事を試しつつも、指導者に興味

今夏キングスがビンス・カーターとの契約を発表した際、彼の携帯電話にはすぐさまルーキーのジャスティン・ジャクソンからの着信があった。それからというもの、キングスの若手は頼れるカーターを質問攻めにしている。

今シーズンのキングスは、カーター、ジョージ・ヒル、ザック・ランドルフというベテランを獲得した。3人はもちろん即戦力として期待されているものの、若手の指南役としての期待もまた大きい。キングスのロスターにNBAキャリア3年以下の選手が10人もいることを考えれば、それも当然だ。カーターたちがコート、またはロッカールームで見せる立ち振る舞いが若い選手に与える影響は少なくない。

40歳になっても衰え知らずのカーターは、可能な限り現役を続けたい意向を持っている。とはいえ、シューズを脱ぐ日は確実に近づいている。引退後のキャリアについても考えることがあるようで、オフには解説者として活動することもあった。マイクを持っての喋りも様になっているが、指導者への転身は考えていないのだろうか。

『The Star.com』から指導者としてのキャリアについて聞かれたカーターは、「テレビの仕事をしていても、ファンの皆を指導できる」とコメント。「試合を見てファンの皆はいろいろと言うけれど、僕なら分かりやすく解説できると思う。ただ、それと同じくらい指導することにも興味がある。僕は若い選手の成長を助けるのが大好きだからね」

彼があと何年プレーできるか分からないが、キングスの若手たちは、カーターの金言を可能な限り吸収し、古豪復活の糧にしてもらいたい。