写真=Getty Images

ヘッドコーチのポポビッチはシーズン開幕に向け楽観

カワイ・レナードが右足四頭筋の腱障害によりプレシーズンゲーム全試合を欠場する可能性があるとスパーズが発表。復帰時期は現時点では未定で、レギュラーシーズン開幕に間に合うかどうかも分かっていない。

ヘッドコーチのグレッグ・ポポビッチは9月30日の練習後「今週ケガをしたわけではない」と、レナードの状態についてコメント。「昨シーズン中からのケガが原因だ。我々が考えていたよりも回復が遅い」と説明している。ただし、ポポビッチによれば昨シーズンのプレーオフ西カンファレンス決勝でケガをした左足首には影響がないと話す。

プレシーズンで無理をする必要はないが、気になるのはレギュラーシーズンへの影響だ。今のところ、ポポビッチは楽観視しているようで、「プレシーズン序盤か、その大半を欠場するかもしれない。復帰時期は決めていないが、可能な限り早く復帰させたい」と語った。

過去に2回最優秀守備選手賞を受賞しているレナードは、今やスパーズのエースに成長。マイケル・ジョーダンをして「現役ベストの2ウェイプレーヤー」と言わしめた。昨シーズンはチーム最多、自己最多となる平均25.5得点に加えて、5.8リバウンド、3.5アシスト、1.8スティールの大活躍を見せ、ラッセル・ウェストブルック、ジェームズ・ハーデンとともにシーズンMVP最終候補にも選出された。

西のライバルたちが大補強を実行して迎える今シーズンは、強豪スパーズにとっても楽なシーズンにはならない。開幕から躓いてしまっては挽回するのにも時間がかかるだけに、レナードの早期復帰が望まれる。