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トリスタン・トンプソンも再起を確信「彼の獲得は儲けもの」

キャバリアーズとベテラン最低保証額で契約したデリック・ローズは、他のチームメートと同様にNBA優勝を今シーズンの目標に掲げている。メディアデーに臨んだ彼は新シーズンにかける意気込みをこう語っている。

「このチームの全員が、NBA優勝という一つの目標を共有している。僕はキャリアを通じてこのような環境を求めてきた。優勝のためにプレーする機会を求めてきたんだ」

史上最年少でのシーズンMVP受賞という華々しい栄誉を獲得したローズだが、度重なるヒザの負傷に苦しめられている。もう何年もトップフォームを取り戻せず、「ローズの再起は厳しい」という声も多い。だが、それに異を唱えたのがトリスタン・トンプソンだ。

トンプソンは、トレーニングキャンプ初日の練習後にメディアの取材に応じた際、ローズについて「彼の獲得は儲けもの」と話した。「サンタバーバラ(レブロンが主催したチームミニキャンプ)でも非常に良い感じだった。昨シーズンはニックスでいろいろあったんだろうけれど、彼がプレーした映像を見れば、今も高いレベルでプレーできるのは明らかじゃないか」

またトンプソンは、ローズが練習中に見せたムーブを見て、今夏セルティックスに移籍したカイリー・アービングの動きを思い出したとも話している。「左サイドから彼が決めたスクープシュートのようなプレーを見た。まるでカイリーだ。彼がチームに来てくれてうれしいね」

もっとも、ドウェイン・ウェイドが加わったことでガードの競争は激化している。股関節のリハビリを続けるアイザイア・トーマスが復帰すれば、ポジション争いはさらに激しさを増す。キャブズのロスターを見ると、ファーストユニット、セカンドユニット、そしてサードユニットまで作れそうな陣容だが、どの場面で、どういう役割で起用されるにしても、ローズはプレシーズン終了までにトップレベルでプレーできるということを首脳陣にアピールし、世間に証明しなければならない。