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ポールの加入によりオフ・ザ・ボールの動きが重要に

ロケッツは今夏にクリス・ポールを獲得。ジェームズ・ハーデンはその変化に対応すべく準備を進めてきた。昨シーズンはヘッドコーチのマイク・ダントーニの指示でポイントガードとしてプレーしたが、本来のポジションはシューティングガード。もちろん、昨シーズンのアシスト王に輝いただけに、そのパスセンスとプレーメーク力はNBAトップクラスだが、今シーズンはポールが司令塔を務め、それに呼応する形になると考えるのが自然だ。

ハーデンとポールに期待されるのは個々の活躍ではなく相乗効果。王者ウォリアーズに対抗するには、お互いに影響を与え合い、選手としての力をさらに引き出す必要がある。

ポールが司令塔になる今シーズン、ボールをプッシュしてパスを出す役割は任せられる。となればハーデンに求められるのは、平均29.1得点という数字を残した昨シーズンを上回る得点であり、ポールと相乗効果を高めるためのパスを呼び込む動きだ。

自らスペースを見いだすためには、必然的にオフ・ザ・ボール時のカッティングも増える。そのためハーデンはオフの間、体重を約6kg落としてキャンプインした。ハーデンは『Chron.com』に「減量は動きを速くするためにやったこと。オフ・ザ・ボールの動きも増えるだろうし、相手の裏を取らないといけなくなる。状態は以前より良くなった」と語っている。

「ルーキーか2年目の体重に戻したいと思っている。昔のハイライトを見たら、今よりも身体能力が高いように見えたからね」

もっとも、動きの質を落とすような無理な減量はしていない。ヨガや休養の取り方を見直すことで、今までよりも一つ上のレベルでのコンディション調整を実践している。

個人としての準備は万端で迎えたキャンプイン。これからポールとの連携を本格的に築いていくことになる。開幕までにどれだけのケミストリーを作り上げられるか。今シーズンのロケッツは非常に楽しみだ。