オリンピック予選

開催国枠を持つ日本代表にとっては強化の機会に

東京オリンピックの出場権を争うOQT(オリンピック予選トーナメント)の組み合わせ抽選が昨夜行われた。来年2月6日から9日に開催される女子のOQTには16チームが参加し、4つのグループに分かれて試合が行われる。FIBAランキング10位の日本は、ベルギーのオステンドで開催されるグループに、カナダ(4位)、スウェーデン(22位)、ベルギー(9位)とともに入った。

日本は開催国枠ですでにオリンピックへの出場を決めているが、この大会には参加する。今月に行われたOQT出場を懸けたアジアでのプレ予選では、強豪オーストラリアも破って3戦全勝と結果を出したが、このOQTでは相手のレベルが大きく上がる。それでも、女子日本代表を率いるトム・ホーバスはオリンピックでの金メダル獲得を目指すと公言しており、世界の強豪と公式戦で渡り合うことでチームの現在地を確かめ、実力を伸ばす格好の機会となる。

今年の代表活動には渡嘉敷来夢がフル参戦、プレ予選では吉田亜沙美も戻って来た。3年がかりで取り組んだ若手の成長にも結果が見られる。女子日本代表はリオ五輪で素晴らしい戦いを見せベスト8進出と結果を出したが、東京オリンピックでは金メダル獲得という夢に向かって邁進する。

男子では開催国枠でのオリンピック出場が決まっている日本代表は参加しないものの、他の国が参加するOQTが来年6月の23日から28日に開催される。