[ウインターカップ特集]時川司&永富真佑(祐誠)「全国のレベルは知っている」

[ウインターカップ特集]時川司&永富真佑(祐誠)「全国のレベルは知っている」

2019/12/04

祐誠

ウインターカップの出場校拡大に伴い、福岡県は3位まで出場の権利を得た。それでも『バスケット王国』の3位は簡単ではない。九産大九州、中村三陽と強豪相手の激闘を勝ち抜いたのは、ウインターカップ初出場の祐誠だ。ゲームキャプテンの時川司と総合キャプテンの永富真佑、チームを引っ張るキャプテン2人に、ウインターカップへの意気込みを語ってもらった。

就職と進学を乗り越えて、初の全国大会に挑む

──まずは2人の自己紹介からお願いします。お互いにどう思っているかも教えてください。

永富 総合キャプテンの永富真佑です。筑紫野中学校出身で、中学では県大会に出場したことはありませんでした。1年生の時はメンバーに入ったり入らなかったりで、2年生から試合に出ています。リバウンドやリング下のプレーを得意としていますが、3番と4番ポジションとしては福岡でも小さい方なので、フィジカルやタイミングで勝負することを意識しています。見てほしいプレーは速攻で走って、シールを張ってからの1対1です。

時川 時川司です。朝倉市の平松中学校出身です。ドライブからの得点を得意としています。お手本にしているのは近くで言えば河村勇輝、NBAならジェイソン・キッドで、少し遊びを入れたパスもあります。この前の3位決定戦では調子が悪くて12点しか取れませんでした。普段だったら20点か30点は取っているので、もっと練習しなきゃいけないと思っています。

永富 時川は裏表のない性格で、みんなに同じように接するし、後輩には優しいですね。でも、どこかに行く時に一人で行こうとしないんです。誰かを捕まえて一緒に行こうとします。バスケの面ではチームとして点が取れず、欲しい時に取ってくれるので頼もしいです。困るのはめっちゃ汗かきでベチョベチョで、プレー中に汗をめっちゃつけられること(笑)。

時川 永富はたまに荒っぽいところもありますが、楽しいです。叩いてくる時に冗談とは思えないほど強く叩いてくるので、それはちょっと(笑)。日常生活とバスケをしっかり切り替えて、総合キャプテンとしての役割を果たしてくれます。プレーの面では集中力がないところを直してくれれば良いと思います。

──先ほど三笠先生にも取材しました。どんな先生ですか?

永富 熱い先生です。何を考えてるのが分からないこともありますけど、なんだかんだ僕たちのことを一番大切に思ってくれているのは伝わります。何を考えているのか分からないというのは、時々ですけど理不尽で(笑)。一番ひどかったのは練習試合で靴紐がほどけた時、「お前は集中力がないから靴紐がほどけるんだ!」と怒られたこと。熱すぎるんです(笑)。

時川 プライベートもなしに休みの日も僕たちの部活を見てくれて、すごく尊敬してます。

祐誠

「絶対にみんなで全国に行くんだという思いが強かった」

──全国大会出場を懸けた中村三陽との3位決定戦には、どんな気持ちで臨みましたか?

時川 その前の大濠戦で調子が悪かったので、そこから1週間は始発で行って終電までシューティングをしました。第一が全国大会の切符を取ってくれたので、それを自分たちが勝ち取らなきゃいけないと思っていました。

永富 全国に出れるチャンスだ、先輩たちが果たせなかった目標を自分たちが勝ち取るんだ、という思いで練習してきました。試合でも特に緊張はなくて、ワクワクしていました。

──先生からは、夏の間は進路が優先であまり練習できなかったと聞きました。

時川 建設会社に就職が決まって、そこから練習を再開しました。就職活動の間は練習ができませんでしたが、社会人のバスケに行ったりして、少しだけはやっていました。就職活動を頑張らなきゃという気持ちと、ウインターカップのために練習しなきゃという気持ちの両方でした。

永富 僕は普通科なので就職活動はしていませんが、入試の時期が重なっていたので僕も練習は行けませんでした。3年生は11人いるんですが、就職組も進学組も8月から9月中旬まではほとんど練習していません。

時川 練習に戻った時はシュートタッチもハンドリングも衰えていたし、チームディフェンスとかも全然分からなくなっていて、戻すまでは結構大変でした。そこから巻き返すことができたのは、絶対にみんなで全国に行くんだという思いが強かったからだと思います。

──福岡県には、大濠と福岡第一という全国でもトップクラスの強豪校がいます。この両校とは何度も対戦してきたと思いますが、祐誠から見るとどんな存在ですか?

時川 三笠先生が大濠と第一はライバルだといつも言うので、そのつもりで頑張ってました。ウインターカップに行けば強いチームばかりですが、そのレベルは知っているので、やってやろうという気持ちです。

永富 試合をしていると「勝てるものは何もない」と感じてしまうのですが、点差が開いた中でも自分たちのどの部分が大濠や第一に通用するのか、そう考えてプレーしていました。ディフェンスのローテーションで止めた場面などはあって、そこは自信になりました。

祐誠

「福岡県は大濠と第一だけじゃないところを見せたい」

──ウインターカップ出場を決めたことで何か変化はありますか? 急にモテ始めたとか。

時川 モテるのは真佑です。全国大会に出ることになって、学校でもいろんな人に声を掛けられたりします。男からですけど(笑)。工業科だとクラスに女子が1人いるかいないか、という感じなので。

永富 ウチは男臭いんです!(笑)

──バスケ部も三笠先生は熱血だし、男臭い感じですか?

永富 でも、上下関係はあまり厳しくないです。プレーの面とかで後輩が自分たちにコミュニケーションを取りづらいとか、そういう環境は作らないように心掛けています。僕は後輩に結構だる絡みしています(笑)。

時川 上下関係は全然ないので、先輩と後輩がみんな仲良くて部活は楽しくやっています。

──では、仲の良いバスケ部で練習後とかに流行っているのは何ですか?

時川 『プロスピ』(プロ野球スピリッツ)ですね。僕はソフトバンクで、永富はライオンズです。

──ウインターカップに向けての意気込みを教えてください。

永富 福岡県は大濠と第一だけじゃないところを見せたいです。初の全国大会ですが、大濠や第一と試合をしてきた経験は大きいと思います。数字としてはリバウンドで2桁を目指します。

時川 自分たちはディフェンスからの速攻を大事にしてて、あとは『ワンカット』と呼んでいるパスランのカットプレーで点数を取っていけたらいいと思います。自分たちのプレーがどこまで通用するのかまず試したいし、楽しんでプレーしたいです。県予選では肩の調子が悪くてシュートを打っても痛かったんですが、ウインターカップでは得点にこだわって、1試合30得点するつもりで頑張ります。

祐誠

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