ジャズ

強豪を次々に撃破して連勝を4に伸ばす

ジャズはシクサーズ、バックス、ウォリアーズ、ネッツを相手に4連勝して勢いに乗っている。11月12日のネッツ戦は、前半を終えて53-68と15点のビハインドを背負いながらも、後半開始から13-0のランで詰め寄ると、第4クォーターを35-22で圧倒して鮮やかな逆転勝ちを収めた。

この試合後、30得点6リバウンドをマークしたドノバン・ミッチェルと、18得点4リバウンド5アシストで勝利に貢献したマイク・コンリーが、ロッカールームで絶妙な掛け合いを見せた。

コンリーが「目が覚めるまでには少し時間がかかるもの」とコメントすると、近くにいたミッチェルが「もう少し早く目覚めてよ!」と横槍を入れる。するとコンリーも「30歳を超えている選手もいるし、ウチには子供が2人もいるんだ。家に帰ってすぐに寝られるわけじゃないんだよ」と返すと、ミッチェルは「参りました」と笑顔を見せた。

ジャズは今シーズンも堅い守備を維持し、100ポゼッションあたりの平均失点はリーグ最少(99.7)、平均失点もリーグで2番目に少ない99.5という数字を残している。コンリーも開幕直後こそ新チームへの対応に苦しんだが、11試合を終えて平均14.7得点4.0アシストと復調の兆しを見せている。また、3年目のミッチェルも平均25.1得点5.2リバウンド4.1アシストとキャリアハイペースを維持するなど、新チームを支えるバックコートデュオが本領を発揮し始めた。

何より、こうした試合後のコメントからも分かるように、ロッカールームの雰囲気が和やかなのは、チームの状態が良い証拠。競争力の高い西カンファレンスで油断は禁物だが、今のジャズは良い波に乗れている。