高確率でシュートを決め続け21得点
ウィザーズがホームにキャバリアーズを迎えた。前回、NBAでの7試合目にして初の無得点に終わった八村塁だったが、今日は要所でボールに絡み、シュートタッチも好調で21得点を記録。チームは最終クォーターに1点差まで迫るシーンもあったが、その後に突き放されて敗れた。
ウィザーズは連続ターンオーバーから速攻を許すなど、いきなり2-12と2桁のビハインドを許し、タイムアウトを要求した。ここまでオフェンスに絡めなかった八村だが、タイムアウト明けにようやくボールをもらうとトリスタン・トンプソンとのマッチアップからステップバックのジャンプシュートで初得点を決める。さらに、リングにアタックしてフリースローを獲得し、速攻のフィニッシャーとなって5得点を挙げた。
第2クォーター、10点ビハインドの場面で再びコートに立つと、トーマス・ブライアントとのハイ&ローからダンクを叩き込む。シュートフェイクにかかり3本のフリースローを与えてしまう場面もあったが、ケビン・ラブとのマッチアップでやられるシーンはここまでほぼなかった。
攻守ともに八村個人のパフォーマンスは良好だったが、ウィザーズはガード陣がターンオーバーを重ね、そこから失点するなどリズムに乗れない。それでも、数少ないシュートチャンスを生かした八村が追い上げの力となる。残り3分から、プルアップ、アーリーオフェンスからのゴール下、コースト・トゥ・コーストと連続得点。終盤には周りがスペースを空けるアイソレーションのシチュエーションからミドルシュートを沈めた。
7本すべてのフィールドゴールを成功させ、15得点を挙げた八村の活躍もあり、52-67と踏み留まって、前半を終えた。
?? Japanese Jumpman ??
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— Washington Wizards (@WashWizards) November 9, 2019
後半に入り、八村はボールプッシュからリングに突っ込むも、ラブのシュートチェックに遭い、初めてシュートを落とす。さらに速攻のシュートを連続で阻まれて逆速攻を浴びるなど、チームは再び失速する。
それでもブラッドリー・ビールが味方を生かし始めると、周りとのコンビプレーが決まるようになる。残り3分には、ビールとの連携から八村が豪快なダンクを叩き込む。これで勢いに乗ったウィザーズはイシュ・スミス、ダービス・ベルターンスの連続3ポイントシュートで締めて、4点差まで迫って最終クォーターを迎えた。
ただ、ここからが遠い。トンプソンに何度もオフェンスリバウンドを拾われ、ペイントエリアで失点するなど、インサイドを制圧されジワジワと離されていく。八村はあまりボールに絡めず、ようやく1on1のシチュエーションを迎えたが、フェイダウェイシュートがエアボールになってしまうなど、存在感を失っていった。残り1分41秒、コリン・セクストンに3ポイントシュートを決められ、11点差にされたところで勝負アリとなった。
八村は35分の出場で21得点7リバウンド3アシストスティールを記録。ボールに絡めない時間帯も多かったが、フィールドゴールは13本中10本成功と高確率で、チームへの貢献度は高かった。
アンセルフィッシュなプレーは八村の長所だが、最終クォーターで無得点に終わったのは課題。より積極的にプレーし、ボールを預けてもらえるようなプレーヤーへと成長してほしい。
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