タイラー・ヒーロー

「彼は、どんな試練を前にしても気後れしない」

今シーズンからヒートでプレーするジミー・バトラーは、チームの意識の高さに満足している。チームの勝利のためなら、仲間に対しても厳しい態度で向き合うこともあるバトラーだが、新人のタイラー・ヒーローの姿勢を絶賛している。

11月7日に敵地で行なわれたサンズ戦で、ヒーローは相手エースのデビン・ブッカーへのマークを直訴。厳しいディフェンスでブッカーに決定的な仕事を許さず、ヒートが124-108で勝利した。

試合後バトラーは、ブッカーに対するディフェンスについて行ったヒーローとのやり取りを明かし、強心臓ルーキーを称えた。

「アイツから、『あんたはどいてろ』なんて言われてしまったよ。考えられるかい?自分が『俺がブッカーをマークする』と言ったら、アイツは『いや、俺がやる。あんたはあっちを頼むよ』なんて言うもんだから、『わかった。やってみな!』という感じになった」

「彼は最高だね。どんな試練を前にしても気後れしない。むしろ試練を好んでいる。アイツは2ウェイプレーヤーになりたがっていて、やれるだけの力を持っている。ハードワーカーだしね。どんな役割だって、求められればベストを尽くす選手だよ」

平均13.9得点5.1リバウンド2.5アシストを記録しているヒーローは、すでにヒートファンの心をつかんだ。自分の力を信じ、目の前のチャレンジにも恐れずに立ち向かうヒーローは、ヒートのカルチャーに適した選手だ。

このまま2ウェイプレーヤーの道を突き進むことができたら、バトラーとのデュオは数年以内にリーグトップクラスと呼ばれるようになるかもしれない。