落合知也

「皆さんの声援を背中に背負ってしっかり戦いたい」

昨夜、3人制バスケ『3×3』の東京オリンピック出場国8カ国のうち男女それぞれ4カ国が発表された。そして、男子日本代表の開催国枠での出場が決定した。

3×3を主戦場とし、同種目のパイオニアとして活動する落合知也は「昨日も不安な気持ちと興奮している気持ちで寝れなかった」と明かしたが、「3×3という競技が生まれた時から自分はプレーしていたので、東京オリンピックでプレーできるのはうれしく思っています」と、率直な思いを語った。

ただ、もともとは男女ともに開催国枠での出場が決定していたのだが、10月3日にFIBAより開催国枠を1つにするとの通達があり、昨日の時点でFIBAランキングが高い男子が出場することになった。そのため落合は「女子と一緒に決めれなかったのは複雑」とも語る。

それでも落合は「自国開催ということで、日本のファンの皆さんもたくさん来てくれると思います。その声援が自分たちの力になると思うので、その声援を背中に背負ってしっかり戦いたい」と気持ちを入れ替え、オリンピックでの成功だけを見据える。

6月に行われたワールドカップでは、落合が足首を負傷し3人での戦いを強いられたことも響いて、男子日本代表は予選敗退に終わった。「本当に悔しい結果でしたけど、ケガも治って徐々にコンディションも上がっています」と言う落合は、オリンピックでの目標をこのように語った。

「オリンピックに出場するチームは8チーム。出場国を見ても、僕が過去に対戦したことがあるチームがたくさんあります。今シーズン、プロサーキットというクラブの世界一を決める大会にずっと出てきた中で、アメリカに勝ったりスロベニアに勝ったり、手応えも感じているので、正直メダルは狙えると思います」

一方で女子日本代表は予選に回り、自力で出場権を勝ち取らなければならなくなった。それでも5人制と3人制を両立させる馬瓜ステファニーは「気持ちを切り替えて、自分たちのバスケットをしてオリンピックに出れるように準備したい」と、予選突破を誓った。