写真=Getty Images

セルティックスの『ラストピース』の人事に注目が集まる

昨シーズン途中にトレードされたセブンティシクサーズから解雇された後、優勝を目指すためにキャバリアーズと契約したセンターのアンドリュー・ボーガットは、キャブズでのデビュー戦となった3月6日のヒート戦で左足脛骨を骨折する重傷を負い、シーズン終了を余儀なくされた。

その後、リハビリに励みながらNBA復帰の道を模索しているボーガットにセルティックスがコンタクトを取ったと『Boston Globe』が伝えた。

現在セルティックスで新シーズンの契約が保証されているのは14選手。つまり、あと1人分の空きがあるということ。セルティックスは最後の1人の獲得を急いでいないという情報もあるようだが、先発ビッグマンのアル・ホーフォード、控えのアーロン・ベインズに、ペイント内でのディフェンスではリーグトップクラスの実力を持ち、ウォリアーズでNBA優勝を経験しているボーガットが加われば強力なロスターが完成することになる。

トレード要員としてキャブズへと移籍したアイザイア・トーマスの股関節痛の状況が思わしくなく、キャブズが疑念を抱いているとの情報もあるが、これもトレード自体がご破算になるのではなく、セルティックスが追加の条件を出す(おそらく新たな指名権の譲渡)ことで収まりそうな気配となっている。

『Boston Globe』が関係筋の話として伝えた内容によれば、今年2月にキャブズと契約する前、ボーガットはセルティックス移籍も検討していたという。ボーガットとしたら、古豪セルティックスが大型補強を行い本気で優勝を目指している現状、オファーを断る理由はないはずだ。

東カンファレンスでキャブズの4年連続NBAファイナル進出を食い止められるチームがあるとすればセルティックスしかいないだけに、今後の動向に注目したい。