8月22日に仰天のニュースが飛び込んできた。セルティックスとキャバリアーズの間でトレードが合意に至り、カイリー・アービングのセルティックス移籍が決まったのだ。交換要員としてキャブズに行くのはアイザイア・トーマス、ジェイ・クラウダー、そして昨年のドラフトで指名されて今夏にセルティックスと契約を交わしていたクロアチア人のアンテ・ジジッチ、さらには2018年のドラフト1巡目指名権も付く。
この夏、カイリー・アービングがキャブズにトレードを要求。レブロン・ジェームズの下ではなくチームの中心として、より大きな責任を背負ってプレーすることを望んだのだが、交渉は進展することなく『行き詰まった』感があったこの問題。カンファレンス・ファイナルで激突し、新シーズンも東カンファレンスの頂点を争う両チームの間で大型トレードが成立するとは誰にとっても意外だったはず。キャブズとセルティックスが新戦力をどのようにチームに組み込むか(あるいは別の活用をするのか)は興味深い。
Breaking: The Cavs have agreed to deal Kyrie Irving for Isaiah Thomas, Jae Crowder, Ante ?i?i? and 2018 Nets 1st-rounder. (via @GoodmanESPN) pic.twitter.com/ugR0adoNs9
— SportsCenter (@SportsCenter) 2017年8月22日
キャバリアーズと対戦した昨シーズンのカンファレンス決勝、シリーズ途中から右股関節に張りを訴えてプレーできなかったアイザイア・トーマスは、来年夏に契約満了を迎えるため、トレードの可能性はあった。シーズン終了直後の時点で「NBAのビジネスは理解している。誰にも、何が起こるかなんて分からない」と前置きしつつ「でも、僕自身はここでプレーすることを望んでいる」とセルティックス愛を語っていたトーマスだが、まさかキャブズのジャージーに袖を通すとは思っていなかったに違いない。
アービングにとっては、優勝を狙えるチームで、自分が中心になってプレーするという希望がかなったことになる。ただ、そこに立ちふさがるのはキャブズであり、レブロン・ジェームズだ。10月17日のシーズン開幕戦でキャバリアーズとセルティックスは激突する。
いずれにしても、新シーズン開幕に向けて盛り上がる要素が増えたことは間違いない。