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ペイサーズに最大限の誠意を見せた元エースへの反応は?

今夏ペイサーズからサンダーにトレードされたポール・ジョージにとって、12月13日にバンカーズライフ・フィールドハウスで行なわれる一戦は『凱旋試合』になる。ジョージはTwitterに「インディアナの皆、12月13日は僕にとって特別な夜になる! みんなそれぞれ異なる理由があるからね」と書き込んだ。

ポールは、昨シーズンまでペイサーズの絶対的なエースだった。しかし、来年のオフにフリーエージェントの権利を取得後、他チームに移籍する意思があることをチームに伝え、契約を1年残してサンダーへトレードされた。ペイサーズファンの中には、ジョージを裏切り者扱いする者もいるだろう。しかし、退団するつもりでいるにもかかわらずペイサーズの一員としてプレーし続け、2017-18シーズンが終了したところで意思を明かすよりも、チームに対してフェアな対応と言える。これによりペイサーズも功労者の意思を尊重しつつ、新チーム作りに必要な選手を獲得することができた。

7年在籍し、生え抜き選手としてチームを2度(13年と14年)も東カンファレンス決勝に進出させた功績は大きい。また、2014年の夏にはアメリカ代表合宿中に右足の腓骨と脛骨を解放骨折する重傷を負ったが、2014-15シーズン後半戦に復帰すると、2015-16シーズンに完全復活。この2シーズン続けてチームをプレーオフに導いた。

ジョージの投稿にあるように、それぞれに思うところはある。果たしてインディアナのファンは、ジョージを功労者として歓迎するのか、それとも憎き存在として敵視するのか、元エースがサンダーの選手として凱旋する12月13日の試合は、ジョージだけでなくインディアナのファンにとっても特別な一日になるはずだ。