萩原美樹子、大﨑佑圭、宮澤夕貴の豪華講師陣が指導
8月15日、『バスケットボール女子 U24 4カ国対抗』が行われた片柳アリーナでは、女子日本代表スポンサーの三井不動産が『バスケットボールアカデミー』を開催した。講師として登場したのはバスケットボール協会ジュニア専任コーチであり、U-19女子代表のヘッドコーチとして先月にU-19ワールドカップを戦った萩原美樹子、そして現役の代表選手としてはリオ五輪参加メンバーであり、先日にアジアカップ優勝を果たした大﨑佑圭と宮澤夕貴。
400名以上の応募の中から抽選で選ばれた、小学校4年生から6年
大﨑はエバラヴィッキーズ、宮澤は富士通レッドウェーブと、子供の頃に地元の実業団チームの選手たちと一緒に練習する機会があり、宮澤は「何を教えてもらったのかは忘れてしまいましたが、富士通のクリニックに行って、クリアファイルにサインをもらったことはすごく覚えています。地元だったということもあって、富士通にずっと入りたかったんです(笑)」と語る。2人とも代表選手になり、今度は子供たちの『あこがれの存在』として教える側に回った。
最初はボディバランスを備えるためのエクササイズから、ボールを使ったドリブルドリルなど、実戦でボールを奪われないためのコツを交えながら指導は進む。最後は大﨑チームと宮澤チームに分かれての試合も行われ、『バスケットボール女子 U24 4カ国対抗』でユニバ代表が使用するコートで参加者たちは全力プレーを見せた。
クリニックを終えて、大﨑と宮澤の2人は「今の子はうまい!!」と口を揃えた。ドリブルの練習で萩原から「できる子はフェイントを入れてもいいよ~」と声を掛けられると、みんな大﨑と宮澤に見せ付けるかのように自慢のスキルを披露したのだ。宮澤は「私はミニバスの時にレッグスルーなんかできなかったですもん」と苦笑する。
大﨑は言う。「代表選手と一緒にバスケをする機会があって、『この人が代表のすごい選手なんだ』と認識してくれるだけで子供にとっては大きいと思います。代表選手やリーグで活躍する選手と触れ合うことで、目標が持てたり刺激になったり。それを小学校の時に経験して、中高とバスケを続けて実業団に入ったり代表でプレーする自分の姿を想像できるようになれば大きいですよね。それが日本のバスケットにとって今後の土台になると思います」
三井不動産が掲げるテーマは『BE THE CHANGE』。大﨑が語ったように、今回のアカデミーが参加した子供に良い意味での刺激を与え、変化のきっかけになってくれれば最高だ。