写真=Getty Images

欧州最高峰のユーロリーグで7年間プレーした実績

滋賀レイクスターズがディオール・フィッシャーと選手契約の合意に至ったとことを発表した。

アメリカ出身のフィッシャーは、211cm116kgのビッグマンで、2005年にポーランドでキャリアをスタートさせた。その後、NBAのDリーグ、ドイツ、ベルギー、スペインなど10カ国でプレーした。

昨シーズンはラトビアでプレーし、1試合平均13.3得点8.7リバウンド1.6ブロックを記録。フィールドゴール成功率は77%、フリースロー成功率は84.6%と、相手にとってはファウルのしづらい選手と予想される。

フィッシャーはクラブのホームページを通じ、こうコメントしている。

「滋賀のチャンピオンシップ進出を手助けする機会をいただき感謝しています。新しいチームメイト達に早く会って、私がヨーロッパのキャリアを通じて得た技を、チームメイトに伝授していきたいです。私は自分自身に対してはもちろんのこと、チームメイト達に対しても常に全力でハードワークするよう働きかけていきます。今シーズン私たちを応援して下さるファンの皆さんにお会いできるのを、とても楽しみにしています。Go Lakes. See you soon.」

来シーズンから指揮を執るショーン・デニスヘッドコーチは「ディオールは経験豊富なビッグマンとして、リバウンドや効率の良いスコアリングをチームにもたらし、また非常に秀でたディフェンダーとしてリングを守ってくれます。ディオールは(相手のシュートを)ブロックするだけではなく、多くのシュートの軌道を変えてくれることからも、我々が昨シーズンより多くの得点をあげることに繋がるはずです」と特にリムプロテクターとしての活躍に期待を寄せ、ワースト4位だったディフェンス力の向上から得点力アップにつなげたいと意見した。

昨シーズンの滋賀は、終盤に驚異的な追い上げを見せてB1残留を果たしたが、その原動力となったのがジュリアン・マブンガとクレイグ・ブラッキンズのコンビだ。2人ともサイズだけでなく技術にも優れ、優勝争いを演じるような強豪チームを相手にもインサイドの攻防で優位に立ったことで快進撃を演出した。そのマブンガとブラッキンズが抜けた戦力ダウンは大きいが、今回ディフェンスに秀でたベテランビッグマンを獲得したことで、まずはインサイドの軸の目処が立ち、一安心といったところだろう。