9人での戦いもディフェンスの強度を落とさず
本日、アジアチャンピオンズカップが開幕。アルバルク東京は中国CBAの王者、広東サザンタイガースとの初戦に臨んだ。ジェフ・エアーズとザック・バランスキーが登録から外れて9人での戦いとなったが、誰が出ても強度の落ちないディフェンスを軸に、攻守が機能したA東京が85-65で勝利した。
先発は小島元基、田中大貴、菊地祥平、ミラン・マチュワン、アレックス・カークの5人。序盤はマチュワンのトラベリングに始まり、ボール運びでのパスミスやインサイドへの軽率なパスをカットされるなど、A東京らしからぬプレーが目立ち先行を許した。
それでも、ドライブからのパスアウトなど、オフェンスでは普段と変わらない巧みなプレーを披露。カークや須田侑太郎の3ポイントシュートが決まり、菊地のパスカットから小島の速攻へと繋げ、開始5分で12-11と逆転に成功した。
第2クォーター序盤には、竹内譲次が途中出場から3ポイントシュートに速攻と、連続7得点を記録しチームに勢いを与えた。前半だけで11のターンオーバーを犯し、連携面での不安定さもあって突き放すには至らなかったが、15本中13本を成功させたフリースローで繋いでリードを守る。
安定した守備を軸に、後半に突き放し20点差の快勝
後半に入ると、ディフェンスの安定感を保ちリズムが生まれたことで、オフェンスがさらに機能し始める。ピック&ロールやドライブからのキックアウトでマークを剥がし確実にシュートを沈めると、前半ではあまり見られなかった速攻も次々と決まり始めた。
前半は崩し役に回り、1本もシュートを打っていなかった田中が3ポイントシュートを沈め、竹内やカークがインサイドで得点を重ねる。そして、第3クォーター残り1分42秒、竹内の速攻のこぼれ球をカバーに走ったカークが押し込み、63-43とセーフティーリードを奪った。誰が出ても攻守ともに質が落ちず、この点差をキープしたA東京が快勝を収めた。
カークが25得点を挙げ、竹内が16得点、須田が15得点と続き、田中がチームハイの7アシストを記録するなど、バランスの良さを見せた。
最高のスタートを切ったA東京は明日、レバノンのアル・リヤディと対戦する。
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