赤穂に29得点を許し、開幕からの連勝が止まる
8月24日、関東大学バスケットボールリーグ戦が開幕した。昨日、開幕から好調の専修大は青山学院大と対戦するも67-93と大差で敗れ、連勝が6でストップした。
佐々木優一監督は「オフェンスで個が連動せず、足が動かずに受けてしまった。ディフェンスで我慢ができず、悪循環に陥りワンサイドゲームになってしまった」と試合を振り返った。
前半を終えて30-37と粘りを見せたが、後半に集中力が切れた。29得点7リバウンド2ブロックを記録した赤穂雷太の活躍が誤算だった。「彼はいつも以上に闘志を前面に押し出してアタックしてきた。キーマンになると思い準備をしてきたが、我々のプランを超える活躍をされた」
キャプテンの盛實海翔も「前半は粘れましたが、後半に入ってそのままズルズルいってしまった。自分たちの良いところが出せないまま、相手にやられたいことばかりやられてしまった」と試合を総括した。
特別指定を経て「一歩引いて見れるようになった」
盛實は昨シーズン後半、特別指定選手として加入したサンロッカーズ渋谷でプレー。Bリーグで20試合に出場し、平均4.7得点、1.7アシスト。3ポイントシュート成功率は40パーセントを記録するなど、プロの世界でも結果を残した。
こうした経験を経て、「一歩引いて見ることができるようになった」と盛實は言う。「ここまであまり攻めてないんですけど、去年ほどタフなシュートは少なくなったと思うし、周りが見れて落ち着いてプレーできています」
盛實は今日の試合で10得点を記録したが、「味方とかぶってスペースがなかったり、噛み合わなかった」と、不完全燃焼に終わった出来を振り返る。チームも大差をつけられ、精神的に参る状況だったが、盛實は声を出して味方を鼓舞し続けた。
「勝ってるゲームは盛り上がって次に臨めますが、今まで負けてなかったのもありますし、こういう風にやられると気持ち的にも沈むので意識してやりました」
「リーグは長いのでこういう日もあると。明日は東海大ですし、自分も含めて切り替えます」
専修大が敗れたことで、4チームが6勝1敗で並んだ。さらに今日は専修大と東海大の直接対決が控えている。得失点差で3位に後退した専修大だが、気持ちを一新して上位対決を制し、再び首位に返り咲けるか。