原修太が10本中7本の3ポイントシュートを決め26得点
台北(チャイニーズ・タイペイ)で開催中のウィリアム・ジョーンズカップは昨日が5日目。U-24日本代表はチャイニーズ・タイペイBと対戦し、91-86で勝利して大会初勝利を挙げた。
日本の先発は生原秀将、ベンドラメ礼生、原修太、杉浦佑成、平岩玄。第1クォーターから5本の3ポイントシュートを決めて25-25と激しい打ち合いを演じた。第2クォーターは原が3本の3ポイントシュートを含む14得点を記録するも、インサイドを破られて11本与えたフリースローを10本と高確率で決められ、47-48と1点ビハインドで前半を終える。
それでも第3クォーターにアグレッシブなディフェンスでスティールを連発。野本建吾と杉浦でインサイドも攻略して逆転に成功。5連戦目でスタミナ的に難しい状況でも第4クォーターに勢いを落とすことなく、91-86で勝ち切った。
フル代表のチャイニーズ・タイペイAには大会初戦に65-86と完敗を喫したが、今日はB代表を相手に同じ86失点を喫しながらも打ち勝った。24本中13本(54.2%)を決めた3ポイントシュートが大きかったのはもちろん、前半は機能しなかったインサイドの攻めを試合中にアジャストし、後半に得点できるようになったのもポイント。原修太は10本中7本の3ポイントシュートを決める大当たりで26得点。杉浦が19得点、ベンドラメは11得点7アシストと活躍した。
今回勝利したチャイニーズ・タイペイBは、8月のユニバーシアードに参戦するチームで、つまりはU-24日本代表と同世代のチーム。ジョーンズカップで初戦から4連敗と苦戦が続く日本だが、ここでホスト国のライバルに勝てたことは自信になるはずだ。9日で9試合を戦うタフな大会はこれで折り返し地点。今日はイラン、明日から韓国、カナダ、インドと厳しい戦いが続く。
勝ち負けは別として課題を見つけては修正していくのが今大会の目的ではあるが、勝利が最良の薬になるとも言う。各国代表の胸を借りるのではなく、倒しに行く気概で残り試合を戦い、様々なものを得て帰国してもらいたい。