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かつての名ポイントガードの下で完全復活なるか!?

フリーエージェント市場も一段落した感のあるNBAだが、注目選手の一人であるデリック・ローズの行き先はまだ決まっていない。

『NBC Milwaukee』によれば、バックス指揮官のジェイソン・キッドがローズ獲得に関心を示しているという。キッドは「デリックも我々に関心を持っている」とコメントし、相思相愛であることをアピール。『ESPN』によれば、現在は交渉に向けてスケジュールを調整中で、早ければ数日中にも話し合うと見られている。

昨シーズン、ブルズからニックスへと新天地を求めたローズは64試合に出場し、2011-12シーズン以降としては自己ベストの平均18.0得点を記録。フィールドゴール成功率も2009-10シーズン以降最高の47.1をマークするなど、復活の兆しを見せた。

もしバックスと契約すれば、NBA歴代2位の1万2091アシストを記録したかつての名ポイントガード、キッドの下でプレーすることになる。昨シーズンのバックスはヤニス・アデトクンボに司令塔を任せるケースが多かったが、本職のポイントガードを獲得し、昨シーズンのMIP賞を受賞したアデトクンボをオフェンスに専念させる意向なのかもしれない。

キャリア後半を迎えたローズにとっても、新天地選びは重要になる。自分の力を生かす場所に優れた若手が揃うバックスを選択するのかどうか、交渉の行方に注目したい。