35歳以降での40得点超え数で単独1位に
ウォリアーズのエース、ステフィン・カリーがまたしても歴史に名を刻む圧倒的なパフォーマンスを披露した。
ホームでのマジック戦、ウォリアーズはオーバータイムにもつれる激闘を126-119で制し、7連勝を飾った。この試合の主役に躍り出たのは、第4クォーター終盤から試合を決める猛ラッシュを見せたカリーだ。
ウォリアーズは前半に16点のリードを奪いながらも、勝利への執念を燃やすマジックの反撃に遭い、第4クォーターには一転して6点のビハインドを背負う展開に。チームが苦しい局面を迎える中、頼れるエースが覚醒した。
カリーは第4クォーター残り2分21秒からのわずかな時間で怒涛の12得点を奪取。ディープスリーに鋭いドライブからのレイアップ、フリースロー2本に加え、残り25秒にはフローター気味の難易度の高いランニングシュートを沈めて勝ち越しをもたらした。
スティーブ・カーヘッドコーチもこの劇的なショットに脱帽した。「激しい混雑の中でね。12フィートほどのランニング、フローター、フックシュート。何と呼べばいいかもわからないようなショットだった。あれをバックボードに当てて沈められるのは、世界で彼ひとりだよ」
試合はマジックのジャマール・ケインにシュートのこぼれ球を押し込まれて、オーバータイムへ持ち込まれた。だが。延長戦でもカリーの勢いは止まらず、フローターやフリースローで確実に加点。最終的に3ポイントシュート5本を含む41得点6リバウンド6アシストを記録したが、17得点を試合最終盤の7分間に集中させた。
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— Golden State Warriors (@warriors) November 8, 2026
今シーズン2度目、通算77回目となる40得点超えを果たしたカリーだが、今回の達成にはさらに特別な意味がある。35歳を迎えて以降での40得点達成はこれで通算16回目となり、レブロン・ジェームズ(15回)やマイケル・ジョーダン(12回)を抜き、NBA歴代単独最多記録となった。
試合後、カリーは自身のキャリアを振り返りつつ、さらなる挑戦への意欲を口にした。「ケガなども経験してきた中で、ここまで積み重ねてきた努力を本当に誇りに思う。でも、自分がいまだにこうしてハイレベルなパフォーマンスを発揮できること自体が大きな原動力になるんだ。特に今夜のように勝利のために全得点が必要とされる場面ならなおさらね。この息の長さに感謝しているよ」
カーヘッドコーチも、長年に渡りトップレベルを維持し続けるカリーの姿勢を称賛した。
「彼の鍛錬の成果の賜物だ。優れた遺伝子や耐えうる身体に恵まれた部分もあるが、彼はストレングストレーニングやコンディショニングを通じて、自らの力でそのコンディションを勝ち取っているんだ」
カリーの歴史的爆発に加え、ウォリアーズでは控え陣の活躍も光った。ルーキーのヤクセル・レンデボーグが23得点を記録してチームを鼓舞すると、バックアップセンターのチャールズ・バッシーがオーバータイム序盤に貴重な連続得点を挙げるなど、層の厚さを見せつけた。
開幕3連敗という苦しいスタートを切ったウォリアーズだが、怒涛の7連勝で見事に立て直しに成功。NBAの歴史において、開幕0勝3敗から直後に7連勝を記録したのは1950-51シーズンのセルティックス以来、史上2例目の快挙。勢いに乗るウォリアーズが、再び優勝争いの本命へと名乗りを上げている。
