アジア勢はすべて予選リーグ敗退で順位決定戦へ
中国で行われているバスケワールドカップは、大会6日目を終えて1次リーグが終了した。各予選グループの上位2チームが2次リーグに進出し、強豪国であるアメリカやスペインなどが順当に駒を進めている。
一方でホスト国である中国は、勝っていたはずの試合をミスで落としたポーランド戦の負けが響いて、1勝止まりで2次リーグ進出ならず。韓国、イラン、フィリピン、そして日本は3戦全敗。アジア勢はすべて1次リーグ敗退となった。
今日から2次リーグが行われるとともに、1次リーグ敗退となったチームは17位から32位の順位決定戦へと回り、各チームが2試合を戦う。日本代表は7日の16時30分からニュージーランドと、9日の16時半からモンテネグロと対戦する。
2次リーグと順位決定戦、それぞれモチベーションには事欠かない。それはこのワールドカップがオリンピックの予選を兼ねているからだ。東京オリンピックには12カ国が出場するが、ワールドカップにおける各大陸の上位チーム(アジア、オセアニア、アフリカは最上位1チーム、アメリカ、ヨーロッパは上位2チームの計7チーム)にはオリンピック出場権が与えられる。開催国枠の日本と合わせてこのワールドカップで8チームが出場権を獲得し、残りの4枠は来年6月に行われる世界最終予選(OQT)で決まる。
特にアジア勢はすべて1次リーグ敗退となったため、この順位決定戦でトップに立った国がオリンピックに出場することになる。そして日本にとっては、来年の東京オリンピックに向けた貴重なチーム強化の場となる。ここから先も熱い戦いが期待できそうだ。
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— Basketball World Cup (@FIBAWC) September 5, 2019