
「ファイトする気持ちが足りていない」
川崎ブレイブサンダースは、先週末に行われた神奈川ダービーで横浜ビー・コルセアーズに連敗。4勝9敗と今シーズンも苦しい戦いが続いている。
ゲーム1は65-75、ゲーム2は66-77とともにロースコアに終わったが、川崎はイージーミスから流れを崩す自滅が大きな敗因となった。オフェンスの舵取り役を担う米須玲音は、自身のゲームメークについて反省する。
「流れが良い時に一気に突き放せないですし、ターンオーバーをして相手に流れを渡してしまう。また、流れが悪い時にはチームプレーを遂行できずにタフショットで終えてしまうポゼッションが見られます。そういう時は自分がボールをもらいに行ってピック&ロールからボールを動かせれば、もう少し良いオフェンスができたと思います」
また、米須はチーム全員が一つひとつのプレーを確実に遂行するために集中するべきだと続ける。「クォーターの最初やタイムアウト明けのセットプレーを上手く遂行できずにフワッと入ってしまったり、相手のディフェンスがアグレッシブになった時に自分たちの持ちたいタイミングでボールがもらえないと、そこからタイミングがズレて上手くいかなくなります。ポゼッション毎にしっかりとファイトする気持ちが足りていないということを、もっと一人ひとりが意識しないといけないです」
米須個人でいうと、ゲーム1は17分17秒のプレータイムで、3得点6リバウンド4アシスト2スティール。ゲーム2は26分10秒のプレータイムで、9得点3リバウンド5アシストを記録した。開幕直後は5分程度の出番に終わっていた頃に比べると、最近は主力として出番を勝ち取っている。
米須もその手応えを感じている。「自分に求められていることを遂行していることで、今はプレータイムがもらえています。それを継続して攻守ともにミスを一つずつ潰していければ、もっと良い流れでチームを引っ張ることができると思います」
そして、さらなるステップアップに必要なプレーについて、こう続ける。「まずは相手のポイントガードに自分からプレッシャーをかけていく。もしポイントガード以外がボールを運んでいたら、後ろから他の選手にプレッシャーをかけるように声を出していく。ディフェンスから流れを作れるようにやっていきたいですし、ベンチにいる時も相手のプレーを分析することで貢献する。もっとコミュニケーションを取っていくことが自分には求められています」
ここまでの発言が示すように米須は、チームの課題が何かを考え、それを改善するために自分がやるべき事をしっかりと理解している。あとは、それをいかに試合で実践できるかという高い遂行力が求められている。そして、何よりもこれ以上は負けられないというハングリー精神が必要だ。米須は強調する。
「結果がついてこないことは苦しいです。ここで悪い流れを切っていかないと、負け癖がついてしまうのはわかっています。状況を変えるために、死ぬ気でここから勝ちに行かないといけないです」
今夜の滋賀レイクス戦から、米須が持つ崖っぷちの覚悟をチーム全員がどこまでコート上で体現できるか。これが、川崎がここから巻き返すための絶対条件となる。