
拓殖大学紅陵(千葉県)は「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン2 グループA」の全日程を、他チームより一足早い10月24日(土)に終えました。3年ぶりの出場となったリーグ戦では、開志国際(新潟県)と福島東稜(福島県)に敗れはしたものの、5勝2敗の好成績を収めました。
チームを率いる伊藤恭平コーチは「最初は遠征に慣れずに自分たちらしさが出せない試合もありましたが、経験を積んでいくことで思い切りの良さが出て、留学生の高さと3ポイントのシュート力を生かした戦い方ができるようになりました」とチームの成長を語ります。
チームにとって、特に大きな収穫になったのがラスト2週の戦いでした。10月17日(土)の福島東稜戦では、前半に19点ものリードを奪いながら後半に足が止まってしまい、64-73で逆転負け。そこで「苦しい場面で我慢して戦えるか」をテーマに練習を重ね、八戸学院光星(青森県)との最終戦を迎えました。

この試合、初戦とあって硬さが見られた八戸学院光星にリードを奪いますが、その後は相手の粘り強い戦いぶりもあって最後までもつれる接戦に。勝負を決めたのはキャプテンを務める小原聖也選手でした。
ポイントガードとしてボールをプッシュしてアリウープパスを出し、続いてみずからドライブインやレイアップシュートを3連続で決める勝負強さで、チームを68-60の勝利へと導きました。この日の小原選手は3Pシュートがゴールに嫌われていましたが、ディフェンスをよく見て判断し、ゴールに走り込むプレーに転じたことで苦しい状況を打破しました。まさしく、前週に福島東稜に逆転負けを食らった課題を、一週間の練習によって克服しての勝利となりました。
勝利の立役者となった小原選手は「自分は3Pシュートが得意なのですが、今日は全く入らなかったので、積極的にドライブをしたり、味方に合わせてパスをする試合展開を心掛けました。先週の福島東稜戦では後半に崩れてしまったので、この一週間はゲーム体力をつけるトレーニングや、苦しいところで我慢できるように全員で声を掛け合うことを意識して練習してきました。その成果が出て最後に突き放せたのだと思います」と勝因を語りました。
拓殖大学紅陵は3年ぶりの「U18日清食品リーグ」で、今の部員たちにとっては初出場となります。序盤戦はそれで気後れしてしまう場面もありましたが、試合を重ねるごとに自分たちの持ち味を出せるようになっていきました。

小原選手はリーグ戦を通してのチームの成長をこう語ります。「自分たちは全国的には知られていないチームなので、県立能代科学技術(秋田県)のようなネームバリューがあるチームに対しては、少し引いた試合になってしまいました。そんな中でも一戦一戦を勝ち切ることでリーグ戦に慣れて、全国の強豪である開志国際とも良い試合ができたり、福島東稜と競ったり、八戸学院光星に勝てたのは成長です。今では『ネームバリューがあるチームにも負けないぞ』という気持ちで向かっていけるようになったし、僕たちも相手から警戒されるチームになったと思います」
八戸学院光星との最終戦はホームコートで行われましたが「勝負が懸かった試合でも会場の雰囲気に飲まれず、大舞台に場慣れしたい」という理由から、吹奏楽部によるブラスバンドの演奏とダンス部が駆けつけ、熱気ある応援の中での試合となりました。
2026年3月、千葉県代表としての出場を懸けた「U18日清食品ブロックリーグ参入戦」で勝利した時、対戦相手の習志野はホームコートで吹奏楽部が演奏をして盛り上げていました。今度は自分たちがホームコートで一体となって盛り上げていく雰囲気を作ったのです。小原選手は「応援がモチベーションになりましたし、遠征でもホームでも、大舞台に慣れるという意味で大きな経験ができました」とリーグ戦を総括しました。
大盛況となったホームコートで最終戦を終えた拓殖大学紅陵は、自信をつかんで次のステップへと進みます。
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「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン2」競技日程
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