「最高のプレーとエンターテインメントで応えたい」

セブンティシクサーズのレブロン・ジェームズは現役最多のキャリアを重ねながらトップパフォーマンスを維持し続けている。彼は自身のコンディション維持の秘訣として「毎日1杯のワインを飲むこと」を挙げていることで有名だが、試合中に即興の試飲を行うという珍事が発生した。

現地時間11月2日に行われたブルズ戦の第3クォーター、11点リードの場面でルーズボールを追ったレブロンは、コートサイドの客席へ飛び込み、ファンと激突。そのファンが手にしていたのは、レブロンのお気に入りでもある赤ワインだった。服にワインがかかってしまったレブロンだったが、なんとそのままグラスのワインを一口味わうパフォーマンスを披露。試合後のインタビューでは笑顔で当時を振り返った。

「自分の腕にかかったワインがどれくらい美味しいのか、試す価値があるのか確かめたかったんだ。悪くなかったよ(笑)」

衝突されたファンは、殿堂入り選手のジュリアス・アービング(元シクサーズ)の息子たちと育ったという長年のシーズンチケットホルダー、トロイ・クレモンズ氏。クレモンズ氏は「彼がここにいてくれるだけでうれしいよ。ワインがかかったことなんて全然気にしていないさ」と語り、スーパースターとの予期せぬ交流を温かく受け止めていた。

レブロンはこの試合で15得点7リバウンド9アシストを記録し、チームを126-107の勝利へと牽引。シクスサーズの開幕好スタート(7勝1敗)に貢献した。

また、この日のレブロンはバスケット・カウントを獲得した後にダンスを披露して同僚のタイリース・マクシーを爆笑させたり、逆にマクシーがバスケット・カウントを決めた際にも一緒に踊って祝うなど、終始コート上でプレーを楽しんでいる姿が印象的だった。

「これは長いシーズンというマラソンなんだ。仕事中であっても、集中していても、途中で楽しむ方法を見つけられなければ参ってしまう。だからこそ、特にキャリアのこの段階においては、こうした小さな瞬間を大切にしたいんだ。ファンは素晴らしい声援を送ってくれるから、僕たちも最高のプレーとエンターテインメントで応えたい」

なお、レブロンが試合中にアルコール関連のハプニングを起こしたのは今回が初めてではない。キャバリアーズ時代の2017年プレーオフでも売り子のビール瓶を茶目っ気たっぷりに奪い取り、飲む仕草をして話題となった。

ベテランとなってもファンを魅了し続けるレブロン。シクサーズは次戦、今シーズン唯一の黒星を喫しているピストンズとのリベンジマッチに臨む。