「僕を信じてくれたから、迷わず打ち切ることができた」
現地時間10月31日に行われたホーネッツvsセブンティシクサーズの一戦は、終盤の勝負強さで上回ったシクサーズが109-104で勝利した。
第4クォーター残り3分41秒、グレイソン・アレンに3ポイントシュートを許し、7点のビハインドを背負ったシクサーズだったが、ここから驚異的な粘りを見せた。ジェイレン・ブラウンのシュートがブロックされるも、ディーン・ウェイドがこぼれ球を確保し、アンファニー・サイモンズの3ポイントシュートに繋げる。そして、ディフェンスのギアを一段階上げたシクサーズはスティールに連続ブロックショットで失点を防ぐと、サイモンズやタイリース・マクシーの得点で逆転。そして、1点リードで迎えた残り36秒にVJ・エッジコムがショットクロック残りわずかな場面でステップバックスリーをねじ込み、試合を決定づけた。
値千金のクラッチシュートを沈めたエッジコムだったが、フィールドゴール13本中4本成功の10得点と、決してタッチは良くなかった。そのため「正直に言うと、チームに借りを返さなければという思いだった」とシュート直前の心境を率直に明かし、このように続けた。
「今夜の僕はひどいパフォーマンスで、シュートは短くて外しまくり、守備でも抜かれていたからね。実はあの場面、シュートが入っていなかったからタイリースにボールを戻そうとしたんだ。でも、彼を見たら『打て』と合図をくれた。チームが僕を信じてくれたから、迷わず打ち切ることができた」
前日のNBAカップ・ニックス戦での激闘から一夜明けた連戦で、シクサーズはレブロン・ジェームズとジョエル・エンビードの2人を欠場させた。ゲームハイの38得点を叩き出してチームを牽引したマクシーも、疲労の色濃い連戦の第4クォーターで見せたチームの底力に手応えを口にしている。
「連戦は本当にキツい。特にホーネッツのように展開が速い相手ならなおさらだ。だからこそ『とにかく第4クォーターまで勝負になる点差で食らいつけば、僕たちに勝機はある』と声を掛け合っていた。毎晩全力でぶつかり合って決して白旗を上げない、僕たちの負けず嫌いな競争心こそが最大の強みなんだ」
そして、エッジコムは2人のオールスターがいない中での勝利に「大きな意味がある」と語った。「2人が出場しないからといって、無駄にするわけにはいきません。コートに出てハードに戦い抜くこと、それが重要でした。なぜなら、こういった取りこぼしがちな試合を落とすと、シーズン後半になって響いてくるからです。僕たちの追い求めている目標は分かっていますし、誰が出ていて誰が出ていなかろうと、1試合1試合がすべて重要です」
これでシクサーズは今シーズンリーグ最多となる4度目の2桁点差からの逆転勝利を記録し、6勝1敗とした。レブロンとエンビードを欠きながらも、若きリーダー・マクシーの牽引とエッジコムの勝負強さ、そしてチーム全員の結束力でつかみ取った価値ある白星となった。
