オットHCは判定に不満「過去の評判が判定に影響していないことを願うばかり」

現地30日に行われたサンズvsナゲッツの一戦は、ともに9本中7本の3ポイントシュートを成功させたジャマール・マレー(39得点)とクリスチャン・ブラウン(31得点)の活躍もあり、ナゲッツが127-120で勝利した。

そして、この乱打戦の途中、サンズのディロン・ブルックスが退場処分を受けるアクシデントに見舞われた。問題のシーンは第3クォーター残り8分の場面。ブルックスがマレーの厳しいマークを受けながらターンアラウンドシュートを放った際、後ろへ倒れ込む反動で前に突き出した右足がマレーの股間を直撃。マレーはその場に倒れ込み悶絶した。

当初はオフェンスファウルと判定されたものの、審判団が映像を確認した結果、不要かつ過度な接触とみなされフレグラントファウル2へ格上げされ、ブルックスはその場で一発退場となった。ブルックスは退場時点でフィールドゴール12本中9本を沈め、チーム最多の22得点と絶好調だっただけに、サンズにとっては厳しい判定となった。

サンズのジョーダン・オットヘッドコーチは試合後、「あのプレーでフレグラント2が取られた前例が他にあるか見てみたい」と言い、不満を漏らした。

「私は目の前で見ていました。シュートの反動で選手の足が振られるのは日常茶飯事です。その2ポゼッション前にも、私は審判に『彼らは代表のチームメート同士なんだ』と伝えていたところでした。激しくやり合ってはいましたが、代表の仲間であり、悪意なんて一切ありません。彼らは昔からずっとプレーしてきた仲です。(ブルックスの)過去の評判が判定に影響していないことを願うばかりです。彼らはただ、この10年間ずっとそうしてきたように激しく競い合っていただけです。あのような形で私たちが割を食う結果になってしまったのは、ただただ不運でした」

オットヘッドコーチが言うように、ブルックスとマレーはともにカナダ代表で、国を背負って一緒にプレーしてきた。だからこそ当事者のマレーも「わざと蹴ったかと思うか?」との質問に対し「いや、まさか。当然そんなわけないよ」と答え、「僕らはダチだからね」と続けた。

「シュートを打っていただけさ。少し大げさに倒れ込んだ(フロップした)かもしれないけれど、本気で僕の股間を蹴ろうとしたとは思っていないよ。結果的にああなったというだけさ。ナイスだったけどね」

「僕たちはいつも試合中に話しているよ。その前の場面で彼がポストアップを仕掛けてきた時も話していたし、僕が駆け上がって3ポイントを沈めた時も言葉を交わした。いつものことです。楽しんでやっているよ」

コート上では敵として激しくやり合うも、カナダ代表の看板を背負う2人の絆に揺らぎはなかったようだ。