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成立すればハーデン、ポール、アンソニーの『ビッグ3』に

昨シーズンにMVP級のパフォーマンスを見せ、ロケッツを西カンファレンス3位に導いたジェームズ・ハーデン。レギュラーシーズンの勢いからして、ひょっとするとプレーオフ決勝でウォリアーズを苦しめるのではないかと言われたが、結果はスパーズに準決勝で敗れ涙を呑んだ。

そんなシーズンを終え、優勝を切望するハーデンを支える選手を獲得するため、ロケッツは積極的な動きを見せている。

まずクリッパーズとのトレードでリーグNo.1のポイントガードであるクリス・ポールを獲得。最近ではカーメロ・アンソニーを含むトレードについてニックスと話し合いをしているという報道も出ている。もしこの大型トレードも成立すれば、ロケッツにハーデン、ポール、アンソニーという超強力な『ビッグ3』が誕生する。

『ESPN』によれば、自身のバスケットボールキャンプ後にアンソニーのトレードについて聞かれたハーデンは、「すべてチームのフロントに任せているよ」とコメント。「でも、彼を獲得できたらとても大きな力になる。今のロッカールームのメンバーも相当に強力だからね」

またハーデンは、こうも続けた。「ただ、トレードは自分にはどうすることもできない。自分にできるのは、コートでボールをフープに通すこと。自分の仕事をやるしかないんだ」

ニックスは7月14日に新GM就任を発表したばかり。先日までキングスのフロントを務め、ニックスに引き抜かれたスコット・ペリーは、今後についてアンソニーと話し合う場を設けるとも言われている。

西高東低の流れがさらに加速するのかどうか、ロケッツとニックスの交渉の行方に注目したい。