高岡第一(富山県)は、夏のインターハイの1回戦で敗れて以降、いかにフィジカルコンタクトをしながらプレーするかを重点的に練習してきました。10月10日(土)に行われた「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン2 グループC」の初戦、県立新潟商業(新潟県)戦では、その効果が表れました。

「県立新潟商業は伝統的にフィジカルコンタクトをしてくるチームです。それに対して、ウチの選手たちも嫌がらずに身体を当てたプレーができていました」と、坂本堯志コーチは一定の手応えを得ています。

翌11日(日)の北陸(福井県)戦では44-103で敗れましたが、高岡第一のキャプテンである白木颯大選手も「ボックスアウトのところは北陸にも通用していたと思います」と、完敗の中にもフィジカルで相手に負けない取り組みへの収穫があったと認めます。

北陸との試合では、高岡第一がオフェンスの中心に据えるアウトサイドのシュートが思うように決まらず、またゴール近辺のシュートの確率も上がりませんでした。白木選手はその反省を踏まえつつ、それでも「やはりフィジカルがとても強くなったなと感じます。全員のコミュニケーションも良くなりました。それらをもっと伸ばしながら、チーム全体としてシュートの確率を上げていきたい」と言います。

白木選手は、自らのプレースタイルを「積極的にゴールに向かっていくタイプではありませんが、良いところでパスを受けて繋いだり、でもチャンスの時にはシュートを打ちます。チームが困った時に助けるのが僕の役割で、そこを意識しながらプレーしています」と語ります。

北陸との試合では、相手の厳しいディフェンスにボールをフロントコートまで運べない時間帯がありました。そこでベンチに下がっていた白木選手がコートに戻ると、フラッシュしてボールを繋ぎ、自らセンターラインを超えたり、前方にフィードすることでオフェンスの流れを作り出しました。その冷静さの裏側には、「チームメートがプレーしやすいようなボールのもらい方、パスの出し方だったりを工夫しました」と、白木選手自身の試行錯誤があったと言います。

チームのキャプテンとしても「まずは簡単なミスをなくして、大事なところでのシュートを決めきる。そこをポイントにしながら、全員に対して声掛けをしたいという気持ちがあります」と言葉に力を込めていました。

結果として、北陸戦の翌日に行われた金沢学院大学附属(石川県)戦でも63-84で敗れましたが、白木選手は下を向きません。このリーグ戦を個人としてもチームとしても貴重な経験を積める場と認識しつつ、「1試合1試合よりも、1分ずつ、1秒ずつを大事にしていきたいと思っています。勝ち負けも大事ですが、やはり自分たちのやりたいプレーがどれだけできるかが大事で、そこをチームで確認しながら戦っていきます」と、前だけを見据えています。

そこには3年間、高岡第一でともに成長してきたチームメートへの思いもあります。北陸とのゲームの後、白木選手はこうも言っていました。「これまでは2年生に頼っていたところもありましたが、昨日の県立新潟商業戦では3年生がメインとなって自分たちのバスケができました。3年生はここから先、高岡第一での集大成としてのプレーを見せたいです」

日々の練習で課題に対して真正面から取り組み、それを「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン2 グループC」を通して、チームの実力と自信に変えていく。少しずつではありますが、高岡第一は着実に前進しています。

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