
國學院大學久我山(東京都)は「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン2 グループC」を1勝2敗でスタートしています。73-88で落とした金沢学院大学附属(石川県)との初戦を、2年生エースの菅匠之介選手は「試合の入りが良くなかった」と振り返り、会場を石川県から福井県に移動して行われた翌日の県立新潟商業(新潟県)戦では「ゲームの入り方を良くしようとチームで話して、立ち上がりのディフェンスから流れをつかめたので、自分たちのバスケができたと思います」と、チームの成長を実感できる勝利を挙げました。
前日の反省点を、次の試合ですぐに修正する。それこそがリーグ戦の魅力であり、それを重ねることでチームはそれぞれが目指す完成形へと近付いていきます。
例年、ビッグマンを中心としたチーム作りをすることの多い國學院大學久我山ですが、酒井良幸コーチは「今年は外回りに力のある選手がいるので、スピーディなバスケスタイルのチームを作っています」と言います。その中心となる一人が菅選手で、村田伊織選手、森田旭陽選手の3人がスリーガードのような形で、縦横無尽にコートを駆け回ります。

またゾーンプレスではオフェンスの終わり方に応じて先頭を替えながら、ボールが入るやダブルチームを仕掛け、相手を混乱に陥れます。強烈なプレッシャーを受けた相手が苦し紛れの長いパスを出せば、大田健介選手ら後ろで構えるビッグマンがボールを奪い取ります。
そのスピードを支えるのは鍛えられた脚力で、ゾーンプレスだけでなくハーフコートディフェンスでも威力を発揮し、トランジションオフェンスではさらにスピードが上げります。まさに國學院大學久我山が目指しているバスケが体現できたのが、県立新潟商業戦でした。
菅選手は「自分の役割は、ボールプッシュでオフェンスの流れを良くすること、チームが苦しい場面で得点を取って流れを持ってくること」と言います。
「自分で得点を取ることはできていると思いますが、そこから仲間に展開して、みんなをもっと生かすことができたら、自分もレベルアップできると思います。これからはそれを意識してプレーしていきたいです」と、108-66で勝利した県立新潟商業とのゲーム後も気持ちを引き締めます。

菅選手も、福岡大学附属大濠の強さに刺激を受けて、日々の取り組みに生かしました。「福岡大学附属大濠はパス一つをとっても強度が高く、本当にすべての強度が高かったです。インターハイ以降は練習からその強度を意識しました。個人的にはシュートは通用したのですが、1対1やスピードの部分は通用しなかったので、そこも意識して練習に取り組んできました」
その積み重ねは成果として表れつつあります。チームで奪ったボールを菅選手らが素早く運ぶことでチームの推進力を高め、それは県立新潟商業戦で前半だけで72得点をもたらしました。フルコートでの推進力だけではありません。「まだ全然完璧じゃないですけど、少しずつハーフコートオフェンスでもスピードを生かしてプレーできるようになってきたので、ここからさらに上げられたらと思います」
翌日の北陸(福井県)戦に敗れ、目標としていた「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン2 グループC」での優勝の可能性はなくなりましたが、今年の國學院大學久我山の主力の多くは2年生です。今年だけでなく来年を見据えても、11月中旬以降に行われる残る4試合に向けて、いかに準備し、いかに戦うかが問われます。國學院大學久我山の戦いは、ここからさらに重要度が増していきます。
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