育英(兵庫県)は「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン2 グループG」で開幕から4連敗を喫しています。しかし、選手たちは下を向いていません。自分たちがチャレンジャーだと認識し、どの試合でも自分たちのベストを尽くして強豪チームに立ち向かっています。

9月20日(日)の相手は福岡第一(福岡県)。「U18日清食品トップリーグ2022」で優勝し、全国大会でも数多くのタイトルを獲得している高校バスケ界屈指の強豪です。キャプテンの阿部りあむ選手は「尽誠学園(香川県)と県立広島皆実(広島県)、高知中央(高知県)に負けてしまったのですが、良いゲームはできています。接戦に持ち込み、勝つチャンスを作るところまではいけました。ここからは接戦に競り勝って自信をつけたいです」と意気込みます。

しかし、試合開始から福岡第一に強烈なプレッシャーを掛けられて、ガードの阿部選手と篠田凪斗選手はターンオーバーを連発。そのまま相手の勢いに飲み込まれてもおかしくない展開でしたが、篠田選手の3Pシュート連続成功により第1クォーターを13-25と踏み留まりました。

ガードコンビが落ち着いてボールを運べるようになると、育英がリズムをつかみます。パワーフォワードの永江奏楽選手がピック&ポップからチャンスを作り、福岡第一の留学生プレーヤーをアウトサイドまで引っ張り出すと、空いたゴール下に2年生センターの大川一輝選手が攻め込みます。3年生らしくプレーの引き出しが多い永江選手の多彩さと、下級生らしく泥臭く戦う大川選手のインサイドコンビは、リバウンドでも福岡第一に負けないボールへの執着心を見せます。第2クォーターは13-16と互角の攻防に持ち込み、第3クォーターは15-11で上回り、一時は7点差まで追い上げました。

しかし、試合終盤になると福岡第一が育英のバスケにアジャストしてきます。ここでさらにアジャストすべきでしたが、体力的にもメンタル的にも疲れが出てしまい、第4クォーターを11-33と圧倒され、最終スコア52-85で敗れました。

勝って自信をつかむのがベストですが、そうでなくても育英の選手たちは自分たちのできた部分、できなかった部分を整理し、一つずつ自分たちの成長に繋げようとしています。阿部選手はポイントガードとして、福岡第一の代表格である前からの強烈なプレッシャーに苦戦しながら、試合の中でアジャストしてボールを運べるようになりました。

ですが「一試合を通してボールを運ぶだけになっていました。フロントコートに入ってからもう一歩頑張って、良いオフェンスを組み立てられるようにならないといけないです」と課題を見付け、プレーメークの意識を向上させようとしています。

2年生ガードの篠田選手も「僕もプレスに負けずにボールを前に運ぶことに意識が行きすぎて、自分が前を向いてドライブで切り込むことができませんでした」と語ります。「ボールを運ぶだけであとは任せてしまっていたら、アシストもできません。ズレができて打ったのに外したシュートも多かったです。そのシュートをしっかり決めていれば、もっと良い試合ができたはずです」

インサイドで福岡第一の留学生と渡り合った永江選手は「自分の点数ばかり気にしてしまうのが悪いところです。自分の役割はスクリーンで味方を生かすことで、そこからスペースの作り方とかゴール下での合わせとか、まずは味方のために動いて、その中で自分に来たチャンスを生かしたいです」と言います。

永江選手のプレーは全くセルフィッシュには見えませんでしたが、彼自身の求めるレベルはさらに上にあります。永江選手はこの夏にウイングからインサイドにコンバートされたばかり。阿部選手は「永井君がハイポストで留学生を引き出してからドライブで攻めたり、逆に相手を引き付けてキックアウトで3Pシュートを打たせたり、永井君がインサイドをやることでチームバスケの幅はすごく広がりました。夏に比べてもできることがすごく増えています」と、その効果を語ります。

ここまで4連敗ですが、夏にコツコツと積み上げた努力が強豪チームに通用していることで、彼らは「次の試合こそ勝つ」とモチベーションを高めています。阿部選手は「良い試合はできていますが勝ちきれていません。良い試合をしていても勝てないことが4つ続くと、僕はやっぱり良いガードとは言えないと思います。最後はしっかりとチームを勝たせるガードになりたいです」と、今後の試合での必勝を誓いました。

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「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン2」競技日程

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