『デイム・タイム』を本人の目の前で披露した過去

ペイサーズのタイリース・ハリバートンが、ポッドキャスト番組『The Zach Lowe Show』に出演し、デイミアン・リラードとの冷え切ってしまった関係について明かし、交友関係の修復を強く望んでいると語った。

事の発端は、2023年12月に行われた第1回インシーズン・トーナメント(現NBAカップ)準決勝に遡る。バックスとの激闘の終盤、残り約50秒で勝利を決定づける3ポイントシュートを沈めたハリバートンは、カメラに向かって自分の手首を指さすポーズを披露。「俺の時間だ!」と叫び、チームを勝利に導いた。

しかし、自分の手首を叩くポーズは、対戦相手であったリラードの代名詞『デイム・タイム』そのもの。クラッチタイムに絶対的な強さを誇るリラードのトレードマークを、本人の目の前で真似して煽る格好となった。

試合後、リラードは「自分がやったことを他の人がやったからといって怒るわけにはいかない」と大人な対応を見せた。「子どもの頃からそう学んできたんだ。あれは僕の歴史を知り、理解していることへのリスペクトの証であるとも受け止めている。だから僕は気にしない。それでいいんだ。ああいう時こそ謙虚でなければいけない」

ハリバートンはこの出来事について触れ、自身が「人生の大半で憧れてきた存在」であるリラードとの関係を損ねてしまったことへの深い後悔を口にした。

「一番後悔しているのは、デイムと僕の関係がどうなってしまったかということなんだ。キャリア初期、特に2022年にキングスからペイサーズへトレードされた辛い時期、彼は頻繁に連絡をくれて僕のことを気にかけてくれる存在だったんだ」

若気の至りだったと認めるハリバートンは、次のように反省の弁を述べた。「(リラードと)直接会って話がしたい。必要以上に大きな問題になってしまったと思っているんだ。僕の責任だよ。当時は若くて、その場のノリで楽しんでいたけど、少し行き過ぎていたかもしれない。そこからいろいろなことが起きてしまったけど、少なくともまた以前のように気さくに話せる関係に戻れたらと思っている」

昨シーズンは奇しくも両者ともにプレーオフでアキレス腱を断裂する大ケガを負い、全休を余儀なくされた。しかし、2026-27シーズンの開幕を迎えた現在、二人はプレシーズンゲームで実戦復帰を遂げている。

不必要な摩擦を生んでしまったコート上のドラマだが、二人の再会は12月17日にペイサーズのホームで行われるトレイルブレイザーズ戦で実現する可能性がある。かつての絆を取り戻すため、ハリバートンはコート上での対話の機会を待っている。