昨シーズンのメンバーのうち4人が移籍し、1人が引退
栃木ブレックスはヘッドコーチのトーマス・ウィスマンの契約満了を発表した。
ウィスマンは1976年にイギリスでヘッドコーチとしてのキャリアをスタートさせ、イギリスや香港、マレーシアで代表のヘッドコーチを務めた。日本にやって来たのは1988年。当時のいすゞ自動車でアソシエイトヘッドコーチを務めた後、男女問わず長い間日本のリーグで活躍した。
2008年から約2年間リンク栃木ブレックスで指揮を執り、2009年シーズンにはチームを優勝に導いて、最優秀監督賞を受賞した。2010年には男子日本代表のヘッドコーチに就任。だがロンドン五輪への出場を逃すなど、こちらは結果を残せなかった。
2014年から再び栃木で指揮を執り、2015年に天皇杯準優勝。そして、Bリーグ初代王者の栄冠を勝ち取った。現在68歳のウィスマンだが、今後の動向については明らかにされていない。
栃木はウィスマンの契約満了とともに選手の契約状況も併せて発表している。ファイナルMVPの古川孝敏、成長著しい須田侑太郎は琉球ゴールデンキングスへ。日本人ダンカーの熊谷尚也は大阪エヴェッサ、門馬圭二郎が青森ワッツにそれぞれ移籍を発表している。
トミー・ブレントン、 ライアン・ロシターは自由交渉となり、渡邉裕規の引退もあって、栃木のロスターは前年から大きく様変わりしている。初代王者がここからどう動いていくか、今後の戦力補強に注目が集まる。
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