ドリアン・フィニー・スミス

出場機会を失ったヒールドはロスター枠整理の駒に

ホークスがバディ・ヒールドとライアン・ネムバードを放出し、ホーネッツからドリアン・フィニー・スミスを獲得するトレードが成立した。

ヒールドにとっては、短期間で移籍が続いたことになる。昨シーズン前半はウォリアーズで3ポイントシュート成功率34.4%、8.0得点とキャリアワーストの数字に沈み、トレードデッドラインでクリスタプス・ポルジンギスとの交換要員としてホークスへ放出された。そのホークスでは出場機会をほとんど得られず、出場わずか7試合、その間の平均得点は5.1と全く存在感を示すことがなかった。今シーズンは年俸950万ドル(約14億円)の契約を残しているものの、ホークスからは構想外とされた。

ネムハードは昨シーズン、ドラフト外ながらマーベリックスで60試合に出場したポイントガード。今夏にルーゲンツ・ドートを中心とする3チーム間トレードに入れられる形でホークスにトレードされたが、今回再びトレードされ、ホーネッツの構想には入らないようだ。

ホークスにとって今回のトレードは、戦力補強ではなく編成上の都合によるものだ。ホークスは標準契約選手が16人いて、ロスター枠を空けるために2対1のトレードをする必要があった。そこで目を付けたのが、33歳ながら複数のポジションを守れて、シュート力があることでフロアスペースを広げられるフィニー・スミスだ。4年契約の1年目が終わったばかりで、3年4000万ドル(約60億円)が残るフィニー・スミスの契約は再建中のホーネッツにとっては重すぎる。そのフィニー・スミスを獲得しつつ、ロスター枠の問題も解消するトレードとなった。

一方のホーネッツは、この放出によってタックスラインまで約2300万ドル(約35億円)の余裕ができ、シーズン中も含めてあらゆる動きに対応できる財政的な柔軟性を得た。指揮官チャールズ・リーは、リーグ随一のシューティングチームになることを目指しており、ヒールドの能力はその方向性に一致する。もっとも、ここ数年は下り坂のベテランであり、コン・クヌッペルやブランドン・ミラーの主力が揃っている間はプレータイム確保に苦労しそうだ。