タンク脱却へ、本気度の現れ

ジャズが3年目のポイントガード、キヤンテ・ジョージと5年総額1億5750万ドル(約236億円)の延長契約に合意したと『ESPN』が報じた。

2023年ドラフト全体16位でジャズに入団したジョージは、昨シーズンに平均23.6得点、6.1アシスト、フィールドゴール成功率45.6%、3ポイントシュート成功率37.1%と主要スタッツのすべてでキャリアハイを大幅に更新。再建を進めてきたチームにおいて、紛れもない主軸としての地位を確立した。

今回の契約にはプレーヤーオプションやチームオプションが含まれておらず、チームのキャップスペースの約16%を占める大規模なものに。この大型契約が示しているのは、ジャズが長かったタンキングのフェーズを終え、『勝負のフェーズ』へ移行するということ。ジャズは直近のトレード期限でオールスター選出2回を誇るジャレン・ジャクソンJr.を獲得したのに続き、2026年ドラフト全体2位でルーキーのダリン・ピーターソンを獲得。フロントコートにジャクソンJr.、バックコートにジョージ&ピーターソンの強力デュオを揃えることで、上位前線へ食い込むことを狙っている。

オースティン・エインジバスケットボール運営部門代表は「キオンテのリーダーシップ、成長、そして我々が築こうとしている文化への貢献は、このフランチャイズの未来に欠かせないもの」と絶賛。球団が彼を単なるスコアラーではなく、新時代の『顔』として完全に指名した格好だ。

全盛期を迎える実力者と若き逸材たちが噛み合い始めたジャズは長らく蓄えてきた資産を勝利へ還元する準備が整った。その中心で舵を取るジョージの真価が、勝負のシーズンで問われることになる。