9月5日に開幕した「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン2 グループD」を牽引する存在となりそうなのが八王子学園八王子(東京都)です。八王子学園八王子は今年3月に行われた「U18日清食品トップリーグ2026入替戦」で北陸学院(石川県)に敗北しただけに、この1年での昇格に意欲を燃やしています。

そんなチームを引っ張る存在が、3年生のニャン セハ セダト選手です。203cmの長身と身体の幅を生かして、インサイドの大黒柱として替えの利かない存在感を示すセハ選手は、「この2年間はU18日清食品トップリーグ(ディビジョン1)でプレーしてきて、どれだけ素晴らしい舞台か知っています。今年はディビジョン2で戦うことになりましたが、八王子がいるべき場所はここではありません。八王子は上にいるべきチームですし、今年みんなで頑張れば来年は戻れます」と力強く語ります。

開幕戦となった東海大学付属相模(神奈川県)戦は109-74で快勝。迎えた翌6日の高山西(岐阜県)戦はセハ選手を軸とした八王子学園八王子の強みをしっかり発揮したゲームとなりました。第1クォーターこそ21-22と拮抗しましたが、第2クォーターに入ると八王子学園八王子の武器であるディフェンスが機能し、セハ選手を軸としたオフェンスにもブーストがかかります。

ペイントエリア付近に構えるセハ選手にボールが入ると、相手ディフェンスはすぐさまプレッシャーを掛けてきます。セハ選手はそれをパワーとテクニックで押し込めるか否かを判断し、厳しいと判断すればアウトサイドに素早くパスを供給します。中、外、中という良いリズムの中で田原龍斗選手や八重沢仁選手が思い切りの良い3Pシュートを沈めたり、相手のターンオーバーからファストブレイクで畳み掛けたりと、理想的な展開で前半を終えました。

第3クォーターは連続ミスから相手に流れを奪われ、一時は1ポゼッション差に迫られる場面もありましたが、踏ん張りどころで光ったのもセハ選手の活躍でした。「1年生や2年生がたくさんいるので、先輩である自分が引っ張って、みんなの力を引き出せるようにプレーしたかった」と語るように、下級生主体のメンバーを励まし、身体を張ったリバウンドやディフェンスといったプレーでも引っ張ります。第4クォーターに入っても相手の3人がかりのディフェンスを冷静にパスでいなしてオフェンスの起点となり、75-65での勝利を演出しました。

試合後、セハ選手は「第1クォーターからハードにディフェンスをして、後半もみんなでよく頑張りました。自分のプレーもチームのためにやるべきプレーもしっかりやれました」と笑顔で手応えを語りました。

セハ選手の魅力は、インサイドでの圧倒的な破壊力を持ちながらも状況を判断してパスを出せること。伊東純希コーチが「2人目の司令塔」と称えるパスセンスは、故郷のガンビアでプレーしていた頃から練習してきたとセハ選手は言い、日本に来て学んだことについて続けました。

「日本の高校のディフェンスは厳しく、2人や3人で守りに来られると自分一人では攻められません。だからパスを出して、チームメートがカッティングして合わせるプレーをコーチとたくさん練習してきました。今は外のコーナーにパスをさばいて、味方に3Pシュートを打たせるプレーも上手くなっています。田原選手や八重沢選手はシュートが上手いので、彼らにパスを出せばしっかり決めてくれると信頼していますし、実際に決めてくれると本当にうれしいです」

3年生であるセハ選手にとって、八王子学園八王子でプレーする時間は刻一刻と短くなっていきます。来年の「U18日清食品トップリーグ ディビジョン1」に復帰したとしても、自身がその舞台でプレーすることは叶いません。それでもセハ選手は昇格に強い思いを抱いています。

「一番大事なのは、このグループで1位になって、来年のチームがディビジョン1の舞台で戦えるチャンスを作ることです。僕は来年このチームにはいませんが、後輩たちのために勝ちたいです。今の1年生はその素晴らしさをまだ知らないので、自分がしっかり頑張って、後輩たちをその舞台に立たせてあげたいです」

セハ選手のさらなる成長に向け、伊東コーチは「もっと身体の幅を利かせたプレーができるようになること」を挙げています。セハ選手自身も「もっとインサイドのプレーを極めて、確実にシュートを決められるようになりたい」と語ります。グループDを全勝で制し、「U18日清食品トップリーグ2027入替戦」へと駒を進めることを目指すチームとそれを牽引する大黒柱が、このリーグ戦でどのような成長を遂げるかが楽しみです。

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「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン2」競技日程

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「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン1」放送・配信情報