常勝軍団を復活させた『禅マスター』の偉業
レイカーズはクラブを5度のNBAチャンピオンへと導いた殿堂入りヘッドコーチ、フィル・ジャクソンの功績を称え、クリプト・ドットコム・アリーナ外の『スター・プラザ』に同氏の銅像を建立することを発表。お披露目は2027年4月9日、ティンバーウルブズ戦の前に行われる予定だ。
レイカーズのジーニー・バス代理オーナーは声明で、「フィル・ジャクソンが『優勝するバスケットボールの象徴』と呼ばれるのには理由があります。彼の優れた指導法は史上に残る偉大な選手たちの力を最大限に引き出しました。フィルの類まれな創造性と卓越性への追求は、私たちの王座の歴史を復活させ、5つのタイトルをもたらすとともに、未来へと続く基準を打ち立ててくれたのです」とコメントを寄せている。
ジャクソンはNBA史上最多となる通算11度の優勝(ブルズで6度、レイカーズで5度)を誇る、名実ともに史上最高の指揮官だ。1999年にレイカーズのヘッドコーチに就任すると、『トライアングル・オフェンス」を導入し、圧倒的な個の力を持つシャキール・オニールとコービー・ブライアントのデュオを完璧に機能させ、2000年からチームを3連覇へと導いた。
一度チームを離れたものの2005年に復帰すると、円熟期を迎えたコービーと、新たに加わったパウ・ガソルを軸に再構築。2009年、2010年にも連覇を達成し、レイカーズに計5つの指輪をもたらした。
『禅マスター(Zen Master』の異名をとるジャクソンの真骨頂は、技術面だけでなく、個性の強いスーパースターたちのエゴをコントロールし、組織のマインドセットを勝利へと統一する卓越した心理掌握術にあった。2007年には殿堂入りを果たし、NBA75周年記念で発表された「史上最も偉大なコーチ15人」にも名を連ねている。
アリーナ前のスター・プラザに銅像が飾られるのは、カリーム・アブドゥル=ジャバー、エルジン・ベイラー、マジック・ジョンソン、パット・ライリー、ジェリー・ウエスト、シャキール・オニール、コービー・ブライアント、名実況者のチック・ハーンに続き、ジャクソンが9人目となる。
