速攻で29得点、トランジションオフェンスが炸裂

バスケットボール男子日本代表が『FIBAワールドカップ2027アジア地区予選』Window4の初戦でサウジアラビア代表と対戦した。

日本の先発は河村勇輝、西田優大、馬場雄大、八村塁、ジョシュ・ホーキンソンの5人。ホーキンソンのポストアップから八村のミドルシュートで先制した日本は、八村の個を生かしつつトランジションオフェンスが機能して先行する。高確率で3ポイントシュートを許し、セカンドチャンスポイントも与えてしまい突き放せずにいたが、八村と西田が連続で長距離砲を射抜くと、富永啓生も5連続得点を挙げて33-22と2桁リードを奪った。

サウジアラビアの個を生かしたオフェンスを止められず、速攻も許し、開始約3分で8点差に詰め寄られた日本は、八村をコートに戻す。すると、フロアバランスが良くなり、ホーキンソンがミドルシュートを沈め、佐々木隆成がプルアップスリーを成功と悪い流れを払拭した。そこから拮抗した時間が続いたが、佐々木がオフェンスファウルを誘発し、八村とホーキンソンの連続ブロックショットが炸裂と、ディフェンスでビッグプレーが飛び出す。そして、前半にシュートを1本も落とさずに18得点を挙げた八村の要所の活躍もあり、56-40で試合を折り返した。

後半開始早々、八村は初めてシュートを失敗するが、直後にワンマン速攻を成功させ、さらにディープスリーも射抜いた。さらに序盤のように攻守の切り替えを意識したことでトランジションオフェンスが大いに機能し、リードを広げていく。そして、齋藤拓実が3ポイントシュートを沈め、シェーファー アヴィ幸樹が速攻のこぼれ球を押し込むなど、セカンドユニットになってもまったくパフォーマンスが落ちなかった。こうして攻守が完全に噛み合った日本は34-12のビッグクォーターを作り、勝利を決定付けた。

最終スコアは106-78。日本は八村が29得点、ホーキンソンが21得点、富永が14得点、西田が13得点と4人が2桁得点を記録。また、得点こそ2に留まったものの、出場時の得失点差がゲームハイの+36だったように、エースのムハンマド・アリ・アブドゥル・ラーマンを自由にさせず、オフボールムーブで存在感を示した馬場の貢献も光った。そして、終始集中力が途切れなかった日本はターンオーバーをわずか2に抑え、速攻での得点は29まで積み重ねた。

Window4で最高のスタートを切った日本は31日、ホームでカタール代表と対戦する。