
どのチームにもキャプテンがいて、エースと呼ばれる選手もいます。しかし、溢れんばかりの情熱をこれでもかと押し出すことでチームを元気付けるハッスルプレーヤーは、どのチームにもいるわけではありません。
「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン2」のグループBに属する湘南工科大学附属(神奈川県)には、まさにそうした選手がいます。山本修平選手です。開幕ゲームとなった埼玉栄(埼玉県)戦でも、ベンチスタートながらコートを所狭しと動き回りました。ルーズボールに文字通りダイブして、5メートル近くもスライディングするシーンもありました。
ゲームは第1クォーターで10点のビハインドを背負いますが、山本選手の奮闘もあり、徐々に自分たちのバスケを取り戻し、92-82で勝利しました。ベンチから出て流れを変える役割を担った山本選手は自身のプレーをこう振り返ります。

「自分はチームを盛り上げる役割で、チームの流れが悪い時に流れを作ろうとしています。今日もシュートを打てる時には思い切って打ち、チームの流れを作っていきたいと思っていたので、それが良い結果に繋がりました」
ルーズボールに全力で飛び込むダイブなど派手なプレーに目が向きがちですが、山本選手は出場時間の多くで、オフェンスではスペーシングでバランスを取り続け、シュートチャンスを逃さずにシュートを打ちました。それは1回戦で敗れたインターハイ後に取り組んできた練習の成果だと山本選手は胸を張ります。
「他校の話になってしまうんですけど、中学でチームメートだった東海大学付属相模(神奈川県)の井田航里選手の存在が良い刺激になっています。彼のスキルを真似したり、チーム練習が終わった後も200から300本インのシューティングをしてから帰るようにしています。誰よりも先に体育館に来て、誰よりも後に体育館を出ることを意識していて、そうした日々の積み重ねが今日のシュートになったのかなと思います」
ドライブからのチャンスメークではしっかりとペイントタッチし、ディフェンスを引き付けます。ディフェンスではフロントコートから相手のガード陣にプレッシャーを掛け、スクリーンを当てられたら素早くローテーションに走るなど、まさに献身的なプレーでチームに良い流れを呼び込みました。
埼玉栄とのゲームの最終盤、リードしながらも山本選手は積極的に前からのディフェンスを仕掛けたことで相手選手と衝突。鼻からの出血でコートを離れるとこになりました。『名誉の負傷』と言うべきケガにも、山本選手は「自分の仕事です」と力を込めます。「でも、今日は佐々木先生からするとダメダメだと思います。佐々木先生から100点と言われるように頑張りたいです」

「佐々木先生」とは、かつて慶応義塾大を率いてインカレを制したこともある佐々木三男アシスタントコーチで、現在は今野雄三ヘッドコーチとともにチームの指導に当たっています。佐々木アシスタントコーチは山本選手のプレーについて「ハッスルだけだよ」と笑いながらも「ただ、集中力は続く選手だよ」と認めてもいました。
その言葉を山本選手に伝えると、こう返ってきました。「最後、出血をして交代する前にターンオーバーをしてしまいました。そこは佐々木先生からすると『もう全部台無し』と言うほどだと思うので、集中力もまだまだです」
今大会の目標は全勝してディビジョン1との入替戦に進むこと。そこでも勝って、来年はディビジョン1でプレーすることです。山本選手を始め、今の2年生たちにはそれが大きなモチベーションになっています。そのためにも山本選手がすべきことは明確です。「チーム一明るく、チーム一楽しく、チーム一パッションを出していきたいと思います」
彼のような選手が一人でもいれば、そのチームのバスケットはもっと明るく、元気で、もっと熱いものになって、チームだけでなく会場全体までも照らすことができます。この先も続くリーグ戦で、山本選手はそんなハッスルプレーを何度も見せてくれるはずです。
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「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン2」 は、チケットのご購入・お申込なく、どなたでもご観戦いただけます。ぜひ会場で熱い応援をお届けください!
「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン2」競技日程
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「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン1」放送・配信情報