
Window4での連勝「それが今の私たちの最大の目標」
男子日本代表は、日本時間の28日午前2時に『FIBAワールドカップ2027アジア地区予選』Window4の初戦として、アウェーでサウジアラビアと対戦。12名のロスターには八村塁、河村勇輝のNBA組も入っている強力メンバーで臨む。
Window4では八村、河村の卓越した個の能力をいかに機能させるかが最大のテーマだ。しかし、不動のセンターとして攻守の要を担うジョシュ・ホーキンソンは、NBA組とのケミストリーについて不安はないと語る。
「合流した彼らにもチームのやりたいペースにフィットしてもらう必要があります。ただ、2人とも本当に優秀で豊富な経験を持っているので、代表のシステムに組み込んで一緒にプレーしてもスムーズに対応できました」
2人の加入は、他の選手のプレッシャーを間違いなく軽減させる。特にこれまで大黒柱として攻守で支えていたホーキンソンにとっては得られる恩恵が大きい。ホーキンソンも「フル稼働しなくて良くなり、ゲームのすべてに自分が絡む必要はなくなりました」と語る。
そして、得点面での負担が減ったことにより、視野の広さを生かしたアシスト能力という持ち味をより発揮しやすくなった。韓国との強化試合2戦目では、八村が欠場するも河村を筆頭としたガード陣が大暴れし、ホーキンソンは19分12秒の出場で5アシストを記録。アウトサイドでボールを持つと、空いたスペースに飛び込む味方に効果的なパスを送り、司令塔のような役割をこなした。
ホーキンソンは語る。「第2戦で相手は、僕に的を絞って警戒してきました。自分がたくさん得点を奪うよりも、パスを回したり、ディフェンスやリバウンドなどでゲームに好影響を与えられると感じました。相手のディフェンスの動きに臨機応変に対応し、得点以外の方法でチームに貢献できたと思います」
サウジアラビア戦の会場があるジェッダは、日本にとって厳しい結果に終わった昨夏の『FIBAアジアカップ2025』を戦った場所と同じだ。アジアカップに出場していたホーキンソンは、こう意気込む。「去年のアジアカップでは望むような結果を残せなかったので、今回は良い結果を残したいです。ここで勝利し、日本に戻ってカタール戦も勝ちきる。それが今の私たちの最大の目標です」
これまでのホーキンソンは相手から厳しいマークを受けていても得点源として、強引にでもアタックしなければいけない状況が多々あった。だが、八村や河村がチームにいれば、その必要性はなくなる。ホーキンソンが非凡なパスさばきといった持ち前の多才な能力を披露することで、日本代表はよりプレーの幅を広げた戦いが可能となる。